カテゴリ:巡礼(掛軸) > 朱印帳(納経帳)
WORKS vol.325(西国三十三ヶ所霊場・御朱印帳×35マス)
WORKS Vol.166(西国三十三ヶ所霊場・御朱印帳)
WORKS Vol.165(神社仏閣・御朱印帳)
WORKS Vol.103(西国三十三ヶ所霊場・御朱印帳)

以前ご紹介した、BLOG記事『西国納経帳 ⇒ 掛軸にします』が完成しました。













ご朱印帳を解体し、一枚一枚継ぎ合わせ大きな一枚ものにした状態です。






西国三十三ヶ所霊場/掛軸表装/ご朱印帳(納経帳)
ご依頼主・奈良県
WORKS Vol.94(ご朱印帳メモリーズ)

以前BLOGで投稿したご朱印帳の表装をようやく掲載することができました。
クリック ⇒ 『ご朱印帳メモリーズ』















掛軸をより大切に保護・保管する為、太巻き桐箱を採用しております。


神社仏閣・御朱印帳・掛軸表装
ご依頼主・岐阜県
WORKS Vol.68(西国三十三ヶ所)
ご朱印帳を掛軸にするには、、、

通常、ご朱印帳の紙の厚みや素材では、掛軸にするのは困難です。
しかもご朱印帳の紙の種類・サイズは、販売元によって個体差があります。
数百種類あるご朱印帳の紙の状態を熟知し、表装の方法を変えていかなければなりません。
その方法とは、例えば、裏打ち和紙の種類(厚みや素材)を変えることであったり、糊の配合や加える水の加減の調整であったりします。表装の工程には、一定の答えはないので、その都度適切な方法をアジャストさせていく経験と知識と発想力が求められます。
何故か、そういった面倒なことに魅せられている自分がいます。


ご朱印帳を丁寧に解体するところから良い仕上がりになる勝負は始まっています。







西国三十三ヶ所霊場・御朱印帳・掛軸表装
ご依頼主・滋賀県
坂東三十三ヶ所・朱印帳・豪華筋廻し

朱印帳(納経帳)を掛軸にするには、掛軸の構造を深く理解し、和紙の厚み・柔らかさ・特徴を正確に捉える手先の感覚が大切です。それが、仕上りの良し悪しに直結します。
通常の朱印帳(納経帳)は、厚みのある和紙ですので、そのままでは良い掛軸にはなりません。
なぜなら、掛軸は、薄くて・丈夫で・しなやかが基本なので、朱印帳の和紙の厚みは具合が悪いのです。
※もちろん各々の朱印帳により、サイズ・料紙の素材も異なります
松月堂独自の技法で、そのハンディキャップをなくし、良品な掛軸へと仕上げていくのです。
その時に手先が覚えたあらゆるデータ解析がものを言います。
※正直なところ、そこまで細かいことを考えている表具師さんは、いないんじゃないかと思うくらい拘っています






坂東三十三ヶ所霊場/御朱印帳/掛軸表装
ご依頼主/京都府京都市