カテゴリ: 染み抜き
染み抜き vol.50(渡辺華水/虎図)
染み抜き vol.49(山口誓子/俳句)
染み抜き Vol.48(聖徳太子)
染み抜き Vol.47(大橋翠石/虎図)
染み抜き Vol.46(大橋翠石/虎図)
染み抜き Vol.45(観音菩薩)
染み抜き Vol.44(山下清)
染み抜き Vol.43(肖像画)
染み抜き Vol.42(頭山満)
染み抜き Vol.41(藤田嗣治)
染み抜き Vol.40(中井 弘)
染み抜き Vol.39(龍)
染み抜き Vol.38(林 文塘)
染み抜き Vol.37(八曲屏風)
染み抜き Vol.36(美人画)
染み抜き Vol.35(池田焦園)
染み抜き Vol.34(竹内栖鳳)
染み抜き Vol.33(高浜虚子)
染み抜き Vol.32(堂本印象)
染み抜き Vol.31(森村宜稲)
染み抜き Vol.30(色紙 collection)
染み抜き Vol.29(色紙 collection)
染み抜き Vol.28(色紙)
色紙の染み抜きは、色紙を解体することが必須です。
表面から染みを部分的に抜くことは、リスクもあり仕上がりも良くありません。また、古い色紙から表面だけキレイに出来たとしても一時的なもので、古い色紙の悪影響が考えられます。簡単そうにみえますがすごく繊細で手間がかかる仕事です。
大まかな工程は以下の通りです。
①本紙(作品)の調査と撮影
②本紙表面の汚れ落とし
③本紙の剥落止め・滲み止め
④色紙の解体(本紙表面だけを薄く剥がします)
⑤本紙の染み抜き・修繕作業
⑥本紙の裏打ちと仮張り
⑦本紙を新しい色紙へと形成していきます
⑧仕上げに金で縁取りします

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染み抜き/色紙
ご依頼主:滋賀県
表面から染みを部分的に抜くことは、リスクもあり仕上がりも良くありません。また、古い色紙から表面だけキレイに出来たとしても一時的なもので、古い色紙の悪影響が考えられます。簡単そうにみえますがすごく繊細で手間がかかる仕事です。
大まかな工程は以下の通りです。
①本紙(作品)の調査と撮影
②本紙表面の汚れ落とし
③本紙の剥落止め・滲み止め
④色紙の解体(本紙表面だけを薄く剥がします)
⑤本紙の染み抜き・修繕作業
⑥本紙の裏打ちと仮張り
⑦本紙を新しい色紙へと形成していきます
⑧仕上げに金で縁取りします

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染み抜き/色紙
ご依頼主:滋賀県
染み抜き Vol.27(出口王仁三郎)
染み抜き Vol.26
染み抜き Vol.25(出口王仁三郎)
染み抜き Vol.24(出口王仁三郎)
染み抜き Vol.23(出口王仁三郎)
染み抜き作業の結果は、ご依頼主のご希望を下回ることもございます。
何故なら、人間のご病気と同じで決して同じ染みは存在しないので、結果にはそれぞれ誤差が生じるからです。
『いつ・どこで・どのような』条件や環境により染みになったかを想像し、見極めなければなりません。
そして、作品を守ることが最優先ですので、無理な染み抜きも控える必要がございます。
その意味で、結果が下回ることは、作品の現状維持としては良好なことであるとご理解いただけると幸いです。
※因みに今回ご依頼のお軸は、最良の染み抜き結果を得ております
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作家:出口王仁三郎/達磨
ご依頼主:長野県
染み抜き Vol.22(大塚洞外)
染み抜き Vol.21(色紙)
染み抜き Vol.20(出口王仁三郎)
今回のご依頼品には、もともと掛軸収納箱(桐箱)があったのですが、その桐箱には無数のカビ染みが斑点状に帯びていました。掛軸と桐箱のいずれから発生したのかは、定かではありませんが、保存・保管の状況が良好ではなかったことは伺えます。
よって、修繕(染み抜き)後の掛軸を収める桐箱は、今後のカビ染みの発生を防ぐことも考慮し、新調することをお勧めしました。
修繕するという行為は、ご依頼品(掛軸)単体だけではなく、それを取り巻く環境全てを整えることがとても大切です。

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表具のトータルバランスから、真新しい煌びやかな本金鍍金金軸ではなく、古びた風合いのある古代色金軸を選びました。

作家:出口王仁三郎/観音様
ご依頼主:長野県
よって、修繕(染み抜き)後の掛軸を収める桐箱は、今後のカビ染みの発生を防ぐことも考慮し、新調することをお勧めしました。
修繕するという行為は、ご依頼品(掛軸)単体だけではなく、それを取り巻く環境全てを整えることがとても大切です。

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表具のトータルバランスから、真新しい煌びやかな本金鍍金金軸ではなく、古びた風合いのある古代色金軸を選びました。

作家:出口王仁三郎/観音様
ご依頼主:長野県
染み抜き Vol.19
染み抜き Vol.18
染み抜き Vol.17
染み抜き Vol.16
八曲屏風 修繕・染み抜き
韓国で仕立てられた屏風と8枚の絵。
ご依頼主のご要望は、本紙(絵画)8枚の修繕及び染み抜きです。
現状の屏風は仕立てが粗悪な為、再利用は不可。おそらく本紙8枚の染みの一番の原因は、屏風下地によるものかと推測されます。
また、然るべき表装がされていない表具(屏風)の剥し(解体)は、容易ではありません。ましてや彩色の染み抜きは、リスクを伴う為、修繕プランの組み立ては困難を要します。
もともと本紙には、補強と保存を兼ね数層の薄い和紙で裏を打つのですが、その仕事も具合が悪い為、古い裏打ち剥し(解体)も長時間かかりました。
ちょっと難しくなってしまいましたが、分かり易く言うと、一番表にくる本紙(絵画)以外を全て取り換えており、修繕前の本紙の環境と、修繕後の本紙の環境の差は、プレハブ小屋と数寄屋建築くらいの格差があるといことです。
本紙(作品)は住む環境によって見映えも保存も変わるのです。
伝えるって難しいですね、、、

▲修繕前

▲修繕後

▲修繕前

▲修繕後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲修繕前(表具の化粧がうるさい印象があります)

▲修繕後(本紙に合わせた色味の取り合わせをしました)

天地の緞子縁取りの化粧前

天地の緞子縁取りの化粧後

本紙に細い筋廻しを施すことで、絵画を品よく引き立てる効果を出しています。

天地の緞子縁取り(太目部分)と本紙筋廻しの色味(金茶色)を合わせることによってトータルバランスを考えいています。



屏風の保管袋も用意しました。
ご依頼主のご要望は、本紙(絵画)8枚の修繕及び染み抜きです。
現状の屏風は仕立てが粗悪な為、再利用は不可。おそらく本紙8枚の染みの一番の原因は、屏風下地によるものかと推測されます。
また、然るべき表装がされていない表具(屏風)の剥し(解体)は、容易ではありません。ましてや彩色の染み抜きは、リスクを伴う為、修繕プランの組み立ては困難を要します。
もともと本紙には、補強と保存を兼ね数層の薄い和紙で裏を打つのですが、その仕事も具合が悪い為、古い裏打ち剥し(解体)も長時間かかりました。
ちょっと難しくなってしまいましたが、分かり易く言うと、一番表にくる本紙(絵画)以外を全て取り換えており、修繕前の本紙の環境と、修繕後の本紙の環境の差は、プレハブ小屋と数寄屋建築くらいの格差があるといことです。
本紙(作品)は住む環境によって見映えも保存も変わるのです。
伝えるって難しいですね、、、

▲修繕前

▲修繕後

▲修繕前

▲修繕後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲染み抜き前

▲染み抜き後

▲修繕前(表具の化粧がうるさい印象があります)

▲修繕後(本紙に合わせた色味の取り合わせをしました)

天地の緞子縁取りの化粧前

天地の緞子縁取りの化粧後

本紙に細い筋廻しを施すことで、絵画を品よく引き立てる効果を出しています。

天地の緞子縁取り(太目部分)と本紙筋廻しの色味(金茶色)を合わせることによってトータルバランスを考えいています。



屏風の保管袋も用意しました。
染み抜き Vol.14
『無尽蔵』
いくら取ってもなくならないこと。限りがないこと。
この言葉をきくとどうしても、欲・煩悩がちらついてしまいます。
あぁ、無情、、
さて、額装の修繕及びシミ抜きのご依頼です。
修繕(修理修復)をする際には、基本的に額の下地・額縁は新調します。
余程の状態の良い額下地でない限りは、修繕した作品に悪影響が出る恐れがあるからです。
また、状態の良い額下地であった場合でも補修処置を行い新品同様の製品まで仕立て直しします。
そうすることで、作品を良好な環境で保存することができるのです。
※アクリルガラスは必須です

▲before

▲after

▲before

▲after

▲before

▲after
今回のアクリルガラスは、ご依頼主のご希望で反射防止加工されたものを使用しました。
通常のアクリルガラスと比べるとその差が分かります。
いくら取ってもなくならないこと。限りがないこと。
この言葉をきくとどうしても、欲・煩悩がちらついてしまいます。
あぁ、無情、、
さて、額装の修繕及びシミ抜きのご依頼です。
修繕(修理修復)をする際には、基本的に額の下地・額縁は新調します。
余程の状態の良い額下地でない限りは、修繕した作品に悪影響が出る恐れがあるからです。
また、状態の良い額下地であった場合でも補修処置を行い新品同様の製品まで仕立て直しします。
そうすることで、作品を良好な環境で保存することができるのです。
※アクリルガラスは必須です

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今回のアクリルガラスは、ご依頼主のご希望で反射防止加工されたものを使用しました。
通常のアクリルガラスと比べるとその差が分かります。