カテゴリ: ひとりごと

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巡礼だけでなく、アウトドアやタウンユースでも大活躍のPILGRIM・bag
肉厚のキャンバス生地かつバケツ型だから、ある程度バックに収納すると自立します。実はこれがこのバックの魅力なんです。
例えば、参拝の際に数珠やロウソク・線香・納経帳(軸)などを用意している最中、何もないところにフリーで自立させることで、全ての動作がスムーズなるのです。かなり便利です!
自立させるコツとしては、カメラや水筒・ペットボトルなどを入れると重さで安定します。





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八坂神社から南へ3分ほど歩くと見えてくる石塀小路の行燈。
これを目印に左へ目をやると、そこは皆が求めている京都の風景。
ノスタルジーな路地を少し歩くと右手にギャラリー悠玄(しぇりークラブと併設)
正に、理想的な立地!僕もこんなところに表装工房を構えたいものです。
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中へ入ると古民家をリノベーションした和モダンな空間が広がっており、そこへ展示されている作品との相性もとっても良しです。写真&アートの融合した数々の作品は、素直に楽しむことができ息子も興味深そうに作品を眺めていました。
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▲『 チャンピオンたちのお弁当 』
タイトルも作品も思わず凝視してしまいます。必見です。
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▲左の掛軸は、僕が表装させていただいたものです。作品(肖像画)の人物は、作家の磯山智之(Tomo Isoyama)さんご本人です。

八坂神社、清水寺のついでに是非、どうぞ!




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以前、お世話になったお客様主催の展覧会のお知らせです。
場所は、京都・清水寺の近くです。
今夏、京都へ行かれる方は是非、新たな芸術へ触れてみてはいかがでしょうか。
※僕の表装した掛軸も展示して頂いております

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【Inheritance ~ 継承 磯山智之&磯山福正】

現代美術は、それが属する文化についてのクリティークである。美術作家は自分が属する文化について、作品のなかで話をする。歴史や宗教、科学や芸術、経済や社会の構造、個人の内面や精神世界までも統べる、ある一つの文化のなかに存在し、それらについてひとくさり論ずるのが現代美術なのだ。僕は日本で生まれ育ち、カリフォルニアで美術教育を受けた。ハードウェアは日本製で、制作過程で僕の中で動いているソフトウェアはカリフォルニア製である。僕はそれを僕自身の作家としての揺るぎない個性であると考えている。僕の作品は、僕の知っている二つの文化によって産み出されたものだが、そのどちらか一方にだけ属するものではなく、またそのどちらか一方についてだけ語ろうとしている訳でもない。ただ僕は、この二つの異なる文化の接点にいて、僕にしか見えないものが確かにあり、それらを形にして早く誰かに伝えなくてはいけないと思っている。僕はそれらを美術作品として残す義務があり、能力がある。僕がやらなければ他に誰もやる人はいない。僕の作家としての動機はそこにある。

磯山智之(Tomo Isoyama)
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【作家の紹介】

磯山福正(Yoshimasa Isoyama)

東京都墨田区在住。
慶長7年(1602年)開基の真言宗智山派・正福寺住職。
還暦を過ぎ水墨に親しむ。王青・王凱に師事、現在は沈和年に指導を受ける。2006年から各水墨画展に出品し入賞多数。


磯山智之(Tomo Isoyama)

1971年9月2日磯山家の次男として正福寺に生まれる。
青山学院大学英米文学科修了後渡米。
2000年南カリフォルニア大学美術学部大学院卒業。
多文化共生を前提とする米国にて、文化リサーチに基づき主に写真を用いたデジタルメディアの作品を制作。
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【期間】7月6日(金)~8月30日(木)12:00~19:00/月曜休廊
【場所】京都/ギャラリー悠玄(京都石塀小路しぇりークラブ内)

〒605-0825
京都市東山区下河原町489-2
TEL&FAX:075-525-2201




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書:息子(4才)

BLOGを始めて、今日で二年(730日)が経ちました。
二年続けてきて分かったことは、BLOGは『ここぞ!』という時に僕のことを助けてくれることです。
今日は、そんなBLOGに感謝する日にします!『ありがとう、松月堂BLOG』これからもよろしくね!

目指せ、1095日。




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ゴミ捨て場までの短い道のりにあるいつもの空き地。
ふと視線を下げると、そこには春が広がっていました。
日常にちょっとしたゆとりを持つことで、小さな楽しさに出会えます。
さっそく、玄関に春を生けました。




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『西国三十三ヶ所・徳寿観音』です。
先日、名古屋からお越しのお客様にお求め頂いた納経軸です。

でも、ちょっと残念なことに僕は仕事で出先だったので、お客様にお会いすることはできませんでした、、

ただ、嬉しいことに晴れて満願になられたら、もう一度表装のご相談に来ていただけるそうなので、その時にゆっくりお話しができればと思います。まだまだ先のことですが、今から楽しみです♪




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「ネットを見て来たんですが、掛軸や額に本当に表装できますか?」
「はい、もちろん出来ますよ~」
先日、ご来店いただいたご依頼主のご朱印帳です。

「額の場合、基本的に掛け替えるというよりは、掛けたままが多いですね。」
「掛軸の場合は、コンパクトに収納できるので、掛け替えることが基本ですね。」
つまり、用途に合わせてどの表具にするかが重要です。
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東京へ行くと必ず行くところがあります、、
それは、東京国立博物館です。
表具師を見つめ直す僕にとってのパワースポットなのかもしれません。
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どの博物館・美術館へ行っても、掛軸・屏風・襖・巻子の細部に目がいってしまいます。
だから、観賞にはすごく時間が掛かるので、一人が良いですね。
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森美術館では、金沢21世紀美術館でも有名なスイミング・プールでお馴染みのレアンドロ・エルリッヒ展へ。
考えるのではなく、単純に楽しむことが芸術なんだと素直に思わせてくれました。
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中央をよく見ると
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なんと富士山がっ!「ありがとう、お天道さま!」
※六本木ヒルズ52階にて(今度は、エレベーター好きの息子を連れていきたいです)
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六本木は、散歩し甲斐がありますね
ここでも長居したことは、言うまでもありません、、、




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先日、とある仕事の関係で訪れました。
まさか僕が、ここへ足を踏み入れる日が来るとは、夢にも思いませんでした。
とても貴重な経験をさせていただき、僕のスペックがかなりアップグレードしました。



 

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月末に納品予定の掛軸を仕上げています。
疾風の如く去る如月に、「待って!」と言いたくなるのは僕だけでしょうか、、




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ご朱印帳を掛軸にしたいというご相談で、滋賀県からご来店されたのが一年前。
西国三十三ヶ所霊場を満願(結願)され、本日再びのご来店。
僕にとってこんなに嬉しいことはないです!
なんだか親心のようです。
西国33ヶ寺・華厳寺2ヶ寺・番外5ヶ寺の合計40ヶ寺のご朱印を一つの本紙にし、掛軸へと形成していきます。

ちなみに一般的なご朱印帳(納経帳)を品質の良い掛軸にするのは、非常に困難であり高度な技術が必要です。なぜなら、一般的なご朱印帳は、掛軸表装する為に製品化させたものではないからです。松月堂の独自の技術だからこそ『しなやかな掛軸』を表現できるのだと自負しています。

ご興味のある方は、僕(四代目)に聞いてくださいね。
拘りをいっぱい話すと思いますよ(笑)
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新年あけましておめでとうございます。

毎年、正月を一つの区切り・目標として一年間走っているような気がします。
昨年は、苦難の日々でしたが、貴重な出会いを多く頂き、新しい発見もあった濃度の高い一年でもありました。
正月という息継ぎの時間に、昨年のおさらいと修正したビジョンを掲げます。
この息継ぎが、僕にとってとても大切な時間です。

松月堂は、2020年に100周年を迎えます。
『一年』という単位と共に『百年』という大きな節目への明確なビジョンも大切にしています。

今年は、いくつかの挑戦をする勝負の年です!
それでは、来年のこの日まであと少しだけゆるりとします。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




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なにやら面白いことが起きようとしています、、、




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表装でお世話になっている中村先生の個展にお邪魔してきました。
もう5年以上のお付き合いです。
作品に対する情熱は尽きることがなく、すごくキラキラした表情でお話しする姿が印象的なお方です。
中村先生の発想力は、僕の概念を飛び越えていてとても刺激になります。
お昼時にも関わらず、熱心にお話ししてくれるお人柄も素敵でした。
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11月26日(日)までですので、お時間のある方は是非!




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今日は、とても良い一日でした。
こんな日がたまにあるから人生は楽しい!
感動を与える人になる為には、先ず自分が感動を味わう事が一番の勉強。
今日の出会いとフェイジョアのことはずっと忘れない大切な思い出になるだろう。




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この作品について沢山話したい事がありますっ、が、ご依頼主のプライバシーの為、グッとこらえます。
とってもステキな墨画です!そしてご依頼主もとってもステキなお人柄です!
先日ご来店頂き、色々なお話しをしてこの作品ともう一つを表装することになりました。

色々なエピソードのお陰で、僕のアイディアもスムーズに膨らみ、本日はデザインや表装材料・色味のプレゼンをし、僕の提案にご満足頂けたようで、ホッとしました。
その後は話が盛り上がり、気付けば1時間以上も談笑、、

本日はお足元の悪い中、お越し頂きありがとうございました。
では、乞うご期待!




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Amazonだけでなく、松月堂でも納経軸販売してます
四国八十八ヶ所、西国・坂東・秩父、不動尊霊場、七福神、etc...

本日は、愛知県名古屋市からお越しのお客様より日本百観音霊場の納経軸をお買い求め頂きました。
巡礼を始める前に、お客様とお話しできることはとても嬉しいことです。
巡礼のお話しはもちろん、良い掛軸にしていただく為のマニアックなアドバイスもいっぱいいたしますよ。




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お盆までにお届けする掛軸に追われています。
手前味噌ですが、どれもいい出来です!




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職人のイメージは、畳の上に座って黙々と作業をしてるように思われがちですが、
表具師は、一日中歩いています。
もちろん座り仕事もありますが、約9割は、歩いています。
多いときは一日2万歩以上!
だからこそ、足への負担を軽減させるために、相性の良いスニーカーを履くことが大事です。




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なんとも可愛らしいお雛様の刺繍。
これを軸装へとのご依頼です。
この刺繍を見つめていたら、少しずつアイディアが浮かんできました!
もう少し煮詰めてから表装開始といきましょう。



 

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本日で、新しい工房・店舗が1周年となりました!
ちょうど一年前は、過労と寝不足の日々で大変でしたが、
なんだかんだ充実した楽しい一年でした。
これもご贔屓いただけるお客様あってのこと、
そして、家族の支えあってのこと、
感謝感謝の2017年6月5日です!
工房の隅々の皆様、道具の皆様、材料の皆様、「今日もありがとう」




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ブタちゃんが欠かせない季節になりました。



 

ひっそりと始めたBLOGも今日でようやく一年が経ちました。

まだまだこれからですが、続けることに意味があるような気がします、、
次は、730日を目指してマイペースで綴りたいと思います。

今後ともこっそり覗いてやってくださいな。




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GW明けは、山間部方面へ出張。
とても清々しいスタートが切れました !
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 出張先までは険しい山道あり、、



 

念願の東山魁夷。
ようやく、拝むことが出来ました!
豊田市美術館もじっくり堪能でき充実したひと時となりました。
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松月堂へお引き取りにいらっしゃるお客様には、
仕上がった掛軸を最高の状態でお渡しできるように心がけております。




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近くなのに遠かった、伊東豊雄さんが手掛けた図書館へようやく行けた。
おもろいっ!ヘビーユーザーになりそう、、 



 

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インドア過ぎる、、松月堂BLOG、、、
でも私は外へ出かけるのが大好きなアウトドア派です。
もう春なんですね。
修善寺寒桜は満開でした!




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とっても温かい思いのこもった作品(版画)が届きました。
はいっ、表具師スイッチ入りました!
どうぞお楽しみに、、、




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一度に多くはお仕立ていたしません。
いや、一度に多くをお仕立てすることができません。
何故なら、完全手作業にはとても時間が掛かるからです。

多忙ゆえにかなり遅れてしまいましたが、セルフでプチ外構しました!IMG_0209
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 外からはこんな感じ。



 

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年も多くのお客様に松月堂をご利用いただきまして心より感謝申し上げます。

2016年は、多忙な毎日で新年から体調を崩してしまい一年間を通して不健康との闘いでした、、、
そんな日々の中で、高品質な表装・修繕には平常心が非常に大切であることも痛感した一年間でした。

爆発的な集中力ではなく、安定的な集中力こそ信頼できる『技術』なんだと多忙な毎日から学びました。

2017年のモットーは、心と体にゆとりを持つことに決めました。
『良いもの』を創るには満たされることが不可欠です!

堅い話は、此れくらいにして正月ですので、胡座をかいて、腹を満たしましょう!
「いただきま〜す!」 
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何か分かりますか?中央のテープをよく見てみて...
松月堂でご依頼品を梱包する時には、お客様が荷物を開封し易いようにセロテープに持ち手を細工しています。
職人作業とは関係のない小さな心配りが良い仕事に繋がるんだなぁ...

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10月は神無月でしたよね!?
師走のように多忙で、ブログを更新する余裕がなかったと言いわけしてみる。

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さるです。


もうすぐ我が家に、申年生まれの女の子がやってきます。
先週のことですが、出産前の恒例行事として伊勢神宮へ参拝してきました。
誕生を今か今かと待ちわびる、父(戌年)・母(寅年)・長男(午年)です。

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メディアで見つけて、一目惚れし、使用歴9ヶ月の私ですが・・・手放せません!
もったいないと捨てられなかった小さな鉛筆が大活躍です!

道具や材料を大切に使用する職人さんならこの気持ち分かるはず。

屏風と襖(ふすま)の下地製作で、仕立てる数が多い為、番号付けの英数字の組み合わせのレパートリーがなくなったので家族の名前を付けてみました。
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いつも以上に愛着が湧きました!

※ちなみに名前を番号付けしたのは、弊店の和室に納める襖の下地ですので、大事なお客様の下地は、英数字です。

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皆さん何か分かりますか?
そう、御朱印ですね~  ・・・んっ・・・ 高野山米國別院!?
米国ってあのアメリカのっ!?
そうなんです。アメリカはLAに高野山米國別院が存在し、和紙と墨蹟と朱肉を使用する納経所があるのです。

本日、名古屋からご来店いただいたお客様に見せていただきました。
この御朱印にたどり着くまでにはとても深く奇跡的な、いや、運命的なある二人の男の出会いがあるのです!

その貴重なお話しは、とても長くなりますので私の心に留めておきますが、二人の男が出会った地は四国八十八ヶ所霊場なのです。お遍路には不思議な力があるのかもしれませんね。

ちなみにその主役の一人は、名古屋のお客様なのです。
気になる方は、是非、松月堂まで(笑)
本当に素敵で貴重なお話しです!

喫茶去〈きっさこ〉と読みます。
「どうぞ、お茶でも召し上がれ」
という意味の禅の言葉です。
とてもいい言葉ですよね。

今回の改装工事で新しくできた和室(接客スペース)に掲げてあります。
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一階の店舗改装は一段落し、今は二階部分の工事中です。
まだまだ工事の音でガヤガヤしてますが、
「喫茶去」の気持ちでお待ちしてますので、お気軽にお越しくださいね。

新しい工房がもうそろそろ出来上がります。
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白い戸の向こうには、私の長年の思いがたくさん詰まった夢と希望が浮遊しています。

隅から隅まで大切に愛情を込めて、使い尽くしてやるのだ!




松月堂BLOG始めます!

これから表装(表具)をはじめ、いろいろな日常をひっそりと更新していきます。
どうぞ、こっそりと覗いてやってください。

by四代目

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