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初めて市松模様を深く意識したのは、18年前のことです。
当時、桂離宮に魅了されていた私は衝動のままに京都へ通っていた頃がありました。とにかく日本の建築物に飢えていました。(今思えば、未熟な考えでしたが、、)

松琴亭に納めてあった市松模様の襖の衝撃は、今も色濃く覚えています。
その時から市松模様への特別な思いと、表具師として襖への向き合い方も一変しました。

この襖紙を戦前の建築物に納めます。
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