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百種の福と、
百種の壽。
何とも縁起の良い構図。

この書は、二代目の祖父のもので10年程前に、工房の押入れから見つけ出し近頃まで保管していた。
祖父は、割と器用な人であった為、こういった類いのものは稀ではない。 
決して立派なものではないことは、百も承知ではある。

その中でも百福壽は、私の気に入っている作品で、シンプルな額装に仕立てた。
フレーム(額縁)もマット部(縁取り)も何も飾らないことが、この贅沢な書の内容には丁度良い。

それにしても良く書いてあると感心してしまう。
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