DSC07060
本紙(作品)は、既存の情報のみで構成されていることが理想です。

ヨーロッパの修復の様に当時の作品を復元することが目的ではありません。

故に作業は、難航します。

作品を残すこと(修繕)は、当時の情報を正しく伝えることでもあるのです。

それが結果として、歴史資料にもなり得るからです。

その意味で、下支えとして最低限の色を補う作業が補彩です。