修繕前の状態です。
本記事では、修繕工程のごく一部をご紹介いたします。
修繕のテーマは、『あくまで現状維持』です。
元々は屏風だったものを本紙(作品)部分のみを丁寧に剥がした状態です。
作業台の上に保護紙を用意し、微量の水分を与えて本紙を伸ばし、古い和紙(裏打ち)を剥離させる準備をしています。
元々は屏風だったものを本紙(作品)部分のみを丁寧に剥がした状態です。
作業台の上に保護紙を用意し、微量の水分を与えて本紙を伸ばし、古い和紙(裏打ち)を剥離させる準備をしています。
※本紙は、裏返した状態です
数種類のピンセットや独自(自作)の道具を使い、古い和紙(裏打ち)を少しずつ剥がしていきます。
集中力・持久力を伴う繊細な作業が続きます
古い和紙(裏打ち)は、多いものだと4~5層あります
今回は、3層の古い和紙(裏打ち)を剥がしています。
どんどん本紙裏面が鮮明に見えてきました
最初と比べると本紙裏面の状態がよく分かります
ここまで剥がすのには、丸一日掛かることもしばしばあります
猿のお知りに△の落書きの様なものがあるのが分かりますか?
古い和紙(裏打ち)を剥がすと、この様なシークレットメッセージがあったりします。
僕が推察するには、作家(狩野山雪)の真筆である証拠ではないかと思います。
この仕事をしていると色んな時代にタイムスリップすることができ、誰も知り得なかった情報に出会うことができます。
古い和紙(裏打ち)を3層剥がし、新しい裏打ちをして仮張りから外した状態です。
ここまで仕上げるのに、約一ヶ月掛かります。修繕はとても手間と時間を必要とします。
これからこの作品を掛軸へと仕立てていきます。
数種類のピンセットや独自(自作)の道具を使い、古い和紙(裏打ち)を少しずつ剥がしていきます。
集中力・持久力を伴う繊細な作業が続きます
古い和紙(裏打ち)は、多いものだと4~5層あります
今回は、3層の古い和紙(裏打ち)を剥がしています。
どんどん本紙裏面が鮮明に見えてきました
最初と比べると本紙裏面の状態がよく分かります
ここまで剥がすのには、丸一日掛かることもしばしばあります
猿のお知りに△の落書きの様なものがあるのが分かりますか?
古い和紙(裏打ち)を剥がすと、この様なシークレットメッセージがあったりします。
僕が推察するには、作家(狩野山雪)の真筆である証拠ではないかと思います。
この仕事をしていると色んな時代にタイムスリップすることができ、誰も知り得なかった情報に出会うことができます。
古い和紙(裏打ち)を3層剥がし、新しい裏打ちをして仮張りから外した状態です。
ここまで仕上げるのに、約一ヶ月掛かります。修繕はとても手間と時間を必要とします。
これからこの作品を掛軸へと仕立てていきます。