2023年08月
染み抜き vol.51(大曼荼羅御本尊・掛軸)
ドライブお遍路 改訂版
この度、KG情報さま発行の『ドライブお遍路』〜四国八十八ヶ所 クルマ巡礼〜(改訂版)に掲載していただきました。
10年程前にも、『ドライブお遍路2』の掲載でお世話になったことがあるのですが、実はそのもっと以前の初シリーズだと記憶しているのですが『ドライブお遍路』を個人的に愛読していました。
私(四代目表具師)は、几帳面で物事に対して狭く深く追求するタイプの性格なので、中途半端なものにはあまり興味がいきません。
この書籍を愛読する理由は、明確です。
初めての手にした書籍の頃から、内容が濃く現地調査や情報収集が丁寧になされていたことが伺えます。
そしてなりより、「読みやすい・見やすい・分かりやすい」ことに尽きます。
こういった旅本は、さっと開いて頭に情報をインプットできないと意味がありません。
また、読みやすいからと言って内容が気薄なわけではなく初心者にも私の様にお遍路に関わっている仕事をしている身でも学ぶところが多くあります。
ドライブお遍路という自動車で参ることに特化しているところも良しです。とは言え、お車でない方にも十分満足できる内容だと思います。
もちろん、シリーズを増す毎にアップデートしており、自信を持ってお勧めする御本(書籍)だと言い切れます。
気になってきている皆様、どうぞ手に取ってご一読いただければ幸いです。
☆Amazon(アマゾン)にてお求めいただけます
▲1300キロの道のりです
▲参拝の仕方は大切です
▲山門から本堂までの順路
▲松月堂の広告です
▲情報が細かく丁寧です
▲一目でわかる情報マップ
▲松月堂のお遍路コラムページです
▲取材協力させていただきました ※納経(御朱印)のテクニックは必見です
▲日帰りを繰り返してお遍路を巡る案内
▲1泊2日を繰り返してお遍路を巡る案内
WORKS vol.298(徳不孤必有隣)
三十三枚の御影札/東京都のご依頼主
▲坂東三十三ヶ所霊場・御影札
前回投稿→満願の納経軸/東京都のご依頼主 追加のご依頼は、御影札の額装です。
四国八十八ヶ所霊場の御影札は、有名で所有されていたり見たことがある方も多いのではないでしょうか。お四国同様に坂東三十三ヶ所霊場をはじめ、西国や秩父その他霊場に御影札は存在します。
お写真をよくご覧になってください、、一枚一枚サイズも紙質・厚みも異なるのです。
このままでは表装(額装)出来ない為、先ずは、全ての御影札を同じサイズ・同じ厚みに加工することが必要です。
どんな仕上がりになるかどうぞご期待ください。
※一枚一枚サイズも紙質・厚みも異なる坂東三十三ヶ所霊場の御影札
やっぱり長良川が一番
物心がついていない頃から、長良川で川遊びをしていた私。
中高校生の時は、自転車に乗りながら着替えをする特技(※若気の至り)もありました。笑
友人と河原で寝転んで、流れ星を見ながら夜明けまで過ごし、川で朝風呂してから解散なんてことも良くしました。笑
なので、暑い季節の良く晴れた日は、大人になった今でも『川に入りたいな』と思ってしまいます。
岐阜県民(海なし県)にとって川は、特別です。
川の面白さも怖さも経験してきました。
だからこそ子供たちにも、この豊かな長良川の魅力を知ってもらいたい、その中でどうすれば川と上手に付き合っていけるかも教えていきたいと思います。
積み重ねた石に、娘が飾り付けをしてくれました。(・-・)
満願の納経軸/東京都のご依頼主
▲坂東三十三ヶ所霊場・納経軸
松月堂のWEBサイトをご覧になり、納経軸『瑞照観音』をお求め頂き、約2年掛けて満願になられました。
弊店は、現在納期が通常よりもかなりお待たせしている状況が続いております。
有難いと思う反面、職人としては、長らくお待たせしてしまう事への申し訳なさとの葛藤と日々戦っています。
そんな日々の中で私は、一日の仕事、目の前の仕事、を確実に積み上げていくことに全てを注いでいます。『一生懸命』ではなく『一所懸命』です。
今回のご依頼主も、とても寛容な方で「急がないので、ゆっくりやってください。」とお言葉を頂きました。有難いです、しかしながら、そのお言葉に胡坐をかくことのないよう『一所懸命』お仕事させて頂きますね。
お待たせしている皆様、もうしばらくお待ちくださいませ。