2022年05月

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日本百観音霊場/掛軸表装
ご依頼主/大阪府




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本日、お引き渡しでお越しになられたご依頼主がお代を一筆を添えた和紙に包んでご用意して頂いておりました。

人の心を動かす人は、一つ一つの所作や気配りの積み重ねなんだなぁと実感する出来事で、月曜から良い日になりました。

ありがとうございました。




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家のポポラスが紅葉を終え、越冬後に味わい深い葉になっていました。
鉄釉を掛けたお皿のような表情が良しです。DSC09648
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六層の異なる和紙で、強い西日をまろやかにしています。
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西国三十三ヶ所霊場/掛軸表装/御詠歌
ご依頼主/東京都




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日本には古来から空間の境界として衝立がある。

もちろん表具には、襖や屏風といった間仕切り(境界)も存在するが、衝立は極めて結界に近い感覚が僕にはある。
衝立は襖や屏風と違い、空間を大きく遮ることはできない。
そこに居る互いの気遣いが不可欠で、双方の配慮によって衝立の役割は成立する。

美と心の共存である。

考えてみると、寺院、店や家の玄関にあるのはそういうことなのである。
外界と内界の境に存在する。

この古き良き日本の美を衝立は教えてくれている。
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少し突っ込んだ話をすると、和モダン・和テイストの様な軽はずみな造語に正しい和など無いと思っている。
和室という言葉にさえ疑問が残る。
和を正しく取り入れた空間もあまり見かけない。
畳があって床の間があって、掛軸や額が掛けてあれば和室なのだろうか、、、
いや違う、座敷という見方が正しい方向性であると思う。
和の様式・基本を知っていれば、打ちっ放しコンクリートの空間にも座敷を表現することは可能である。

一つ言えることは、正しい和の方向性を表具師は知っている。
申し上げたことは、あくまで洒落である。笑




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家系図と言えば巻子(巻物)のイメージですが、床の間に掛ける事を想定し掛軸に仕立てております。
ご依頼主は、構想の段階でこの形を考えておられ調査も含めると20年以上の歳月を経て具現化することとなりました。

二幅一対の掛軸ではありますが、巻子の要素をディテールに落とし込んでおります。
これに関しては、ご依頼主と何度も打ち合わせを重ねてまいりました。

表紙と奥付は、既製品ではなく松月堂オリジナルの金砂子紙で、本金と中金を五分五分で混ぜ中金がいずれ朽ちていくことで経年劣化を楽しんでもらえるよう趣向を凝らしています。
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西国三十三ヶ所霊場/額表装/御詠歌
ご依頼主/千葉県




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WASHIKAKU・七寸

mini kabuto & koinobori/ecru
@ecru_order 
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西国三十三ヶ所霊場/額表装/御詠歌
ご依頼主/愛知県




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作/吉村美瑤
書/いろは歌

いにしえから今日までこの国に在り続けている
『いろはにほへと ちりぬるを』

桜の花は儚く、
散る時は春の風に吹かれゆらゆらと漂う

吉村さんの書から伝わる情景です。
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