ご依頼主(K様)との出会いは、五年前に遡ります。
全国各地の神社へお参りされることをお考えで、ご朱印をいただき形に残したいとのご希望でした。
掛軸、屏風、額・・・色々とご提案をし、K様の熱い想いもあってか、時が経つのを忘れるくらい色々とお話しをしました。
その後も半年に一度のペースで、ご相談や近況報告を兼ねてご来店され、私もどんどん熱意が増し、フラッと来て下さるK様とお話しすることが楽しみになっていました!

百八(108)社の神社をお参りするのを目標にされ、最終的には110社以上に上りました。

表具は屏風に決定し何度も打ち合わせの結果、二曲屏風に片面54社×2で108社を屏風に張り込むデザインに決まりました。
長いお付き合いの中で、ご朱印の張り込む順番をK様と工房で長時間悩んだことが、印象深く心に残っております。

ご朱印108枚全て丁寧に裏打ちを施し、一枚ずづ手作業で正確に裁断し、屏風に張り込みました。
もちろん、屏風自体も全工程を手作業で『最高品質』でお仕立てしておりますので、ご朱印108枚に悪影響を及ぼす心配はございません。
※屏風の仕様・ご朱印の裏打ちの説明は、四代目の熱い思いが留まることがない為、割愛させていただきます(笑)
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毎度思いますが、愛情込めたご依頼品をお引き渡しする日は本当に寂しいものです、、、