カテゴリ:掛軸(軸装) > 掛軸(修繕)
空海/いろは歌 掛軸修繕(修理修復)
梶浦逸外/一日不作一日不食 掛軸修繕(修理修復)
谷耕月/歩歩是道場 掛軸修繕(修理修復)
蓮如上人※裏面 掛軸修繕(修理修復)
蓮如上人 掛軸修繕(修理修復)
染み抜き vol.50(渡辺華水/虎図)
親鸞聖人 掛軸修繕(修理修復)
仙厓義梵/福禄寿 掛軸修繕(修理修復)
十六善神 掛軸修繕(修理修復)
染み抜き Vol.48(聖徳太子)
染み抜き Vol.47(大橋翠石/虎図)
染み抜き Vol.46(大橋翠石/虎図)
阿弥陀三尊像 掛軸修繕(修理修復)
東久世通禧 掛軸修繕(修理修復)
慈悲寛大自己反省 掛軸修繕(修理修復)
龍図 掛軸修繕
富士図 掛軸修繕
鍛冶神図 掛軸修繕
鳥と桜 掛軸修繕
梅仙/柳に燕 掛軸修繕
染み抜き Vol.45(観音菩薩)
補彩
洲原大神宮 掛軸修繕
染み抜き Vol.43(肖像画)
掛軸の部分修理
安田靫彦/唐美人 掛軸修繕
安田 靫彦(やすだ ゆきひこ)1884年(明治17年) - 1978年(昭和53年)は、大正~昭和期の日本画家、能書家、東京美術学校教授、東京府出身、芸術院会員、文化勲章受章、文化功労者。
靫彦は前田青邨と並ぶ歴史画の大家で、青邨とともに焼損した法隆寺金堂壁画の模写にも携わった。「飛鳥の春の額田王」「黎明富士」「窓」はそれぞれ1981年、1986年、1996年に切手に用いられた。良寛の書の研究家としても知られ、良寛の生地新潟県出雲崎町に良寛堂を設計した。
また靫彦自らも皇居新宮殿千草の間に書、『万葉の秀歌』を揮毫した。※wiki参照

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作家/安田靫彦 作品/唐美人
ご依頼主/岐阜県
靫彦は前田青邨と並ぶ歴史画の大家で、青邨とともに焼損した法隆寺金堂壁画の模写にも携わった。「飛鳥の春の額田王」「黎明富士」「窓」はそれぞれ1981年、1986年、1996年に切手に用いられた。良寛の書の研究家としても知られ、良寛の生地新潟県出雲崎町に良寛堂を設計した。
また靫彦自らも皇居新宮殿千草の間に書、『万葉の秀歌』を揮毫した。※wiki参照

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作家/安田靫彦 作品/唐美人
ご依頼主/岐阜県
江雲宗龍(大徳寺第184世)/雲収山岳青 掛軸修繕
仙厓義梵/火監楼 掛軸修繕
北野元峰禅師(永平寺六十七世)/弄花香満衣 掛軸修繕
円山応挙/猿図 掛軸修繕
染み抜き Vol.40(中井 弘)
龍橋老師/無心大道帰 掛軸修繕
染み抜き Vol.38(林 文塘)
水害に遭った掛軸
伊福部嶽長歌(墨蹟) 掛軸修繕
東海亮道(景久山 永昌寺・住職)/寿 掛軸修繕
山元春挙/初秋(蜻蛉と秋桜) 掛軸修繕
宴 掛軸修繕
斎藤茂吉/短歌 掛軸修繕 Part2
斎藤茂吉/短歌 掛軸修繕
翠渓/虎図 掛軸修繕
斎藤茂吉/拓本 掛軸修繕
染み抜き Vol.35(池田焦園)
狩野山雪/猿猴図 後編
狩野山雪/猿猴図 前編(修繕編)

修繕前の状態です。
本記事では、修繕工程のごく一部をご紹介いたします。
修繕のテーマは、『あくまで現状維持』です。

元々は屏風だったものを本紙(作品)部分のみを丁寧に剥がした状態です。

作業台の上に保護紙を用意し、微量の水分を与えて本紙を伸ばし、古い和紙(裏打ち)を剥離させる準備をしています。

元々は屏風だったものを本紙(作品)部分のみを丁寧に剥がした状態です。

作業台の上に保護紙を用意し、微量の水分を与えて本紙を伸ばし、古い和紙(裏打ち)を剥離させる準備をしています。
※本紙は、裏返した状態です

数種類のピンセットや独自(自作)の道具を使い、古い和紙(裏打ち)を少しずつ剥がしていきます。
集中力・持久力を伴う繊細な作業が続きます

古い和紙(裏打ち)は、多いものだと4~5層あります
今回は、3層の古い和紙(裏打ち)を剥がしています。
どんどん本紙裏面が鮮明に見えてきました

最初と比べると本紙裏面の状態がよく分かります
ここまで剥がすのには、丸一日掛かることもしばしばあります


猿のお知りに△の落書きの様なものがあるのが分かりますか?
古い和紙(裏打ち)を剥がすと、この様なシークレットメッセージがあったりします。
僕が推察するには、作家(狩野山雪)の真筆である証拠ではないかと思います。
この仕事をしていると色んな時代にタイムスリップすることができ、誰も知り得なかった情報に出会うことができます。

古い和紙(裏打ち)を3層剥がし、新しい裏打ちをして仮張りから外した状態です。
ここまで仕上げるのに、約一ヶ月掛かります。修繕はとても手間と時間を必要とします。
これからこの作品を掛軸へと仕立てていきます。

数種類のピンセットや独自(自作)の道具を使い、古い和紙(裏打ち)を少しずつ剥がしていきます。
集中力・持久力を伴う繊細な作業が続きます

古い和紙(裏打ち)は、多いものだと4~5層あります

今回は、3層の古い和紙(裏打ち)を剥がしています。
どんどん本紙裏面が鮮明に見えてきました

最初と比べると本紙裏面の状態がよく分かります
ここまで剥がすのには、丸一日掛かることもしばしばあります


猿のお知りに△の落書きの様なものがあるのが分かりますか?
古い和紙(裏打ち)を剥がすと、この様なシークレットメッセージがあったりします。
僕が推察するには、作家(狩野山雪)の真筆である証拠ではないかと思います。
この仕事をしていると色んな時代にタイムスリップすることができ、誰も知り得なかった情報に出会うことができます。

古い和紙(裏打ち)を3層剥がし、新しい裏打ちをして仮張りから外した状態です。
ここまで仕上げるのに、約一ヶ月掛かります。修繕はとても手間と時間を必要とします。
これからこの作品を掛軸へと仕立てていきます。