カテゴリ: 巡礼(屏風)

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ご依頼主のリクエストで、四国八十八ヶ所霊場で重複していた御影札を使用して、
小さくてシンプルな屏風を仕立てました。
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一枚一枚丁寧に裏打ちし、
一枚一枚正確に裁断し、
一枚一枚等間隔に屏風へ張り込んでいます。
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四国八十八ヶ所霊場/屏風表装/御影札
ご依頼主/福岡県




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ご朱印帳を解体し、一枚一枚丁寧に裏打ちを施しています。
そしてサイズに合わせて裁断をし、屏風へ正確に張り付けいています。
もちろん、屏風も一から表具師が仕立てる本格屏風です。
作品を守るためには、屏風の下地を高品質に製作することが不可欠です。
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神社仏閣/屏風表装/ご朱印帳(納経帳)
ご依頼主/熊本県




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蛇腹のご朱印帳を解体し、屏風に仕立てています。
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西国三十三ヶ所霊場/屏風表装/ご朱印帳(納経帳)
ご依頼主/兵庫県




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四国八十八ヶ所霊場ではなく、関東八十八ヶ所霊場の御影札です。
お札はそのままペタッと貼るのではなく、一枚一枚丁寧に裏打ちを施し型を使い同じサイズになるように正確に裁断しています。手間と時間の掛かる作業ですが、僕はこの作業がとても好きです。
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関東八十八ヶ所霊場/屏風/御影札
ご依頼主/茨城県




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製作期間3ヶ月

無いものを生み出す、、、そんな思いで仕立てた大作の八曲屏風です。
言葉にするのはもったいないので、何も語りません。
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※某ご寺院様より特別な許可を得て撮影しております
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四国八十八ヶ所霊場/屏風表装/御影札/御朱印帳
ご依頼主/香川県




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西国三十三ヶ所霊場/屏風/御朱印帳
ご依頼主/山口県




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四国八十八ヶ所霊場/屏風/御影札
ご依頼主/北海道




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よーくご覧ください、、、
四国八十八ヶ所霊場ではなく、関東八十八ヶ所霊場の御影札です。

先日、はるばる茨城県からお越しくださったご依頼主の御影札で、これを屏風にお仕立てします。
掛軸にするか、額装にするか、巡礼の旅話を交えながら、色んなパターンを相談して導き出した時間は、僕にとって幸せなひと時でした。

完成までしばらくお待ちください。




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88枚の御影札(お札)、カラー御影(大師様)、御宝号(南無大師遍照金剛)全てに下処理をし丁寧に一枚一枚裏打ちを施しています。また、この90枚の本紙は一枚一枚個性があり、紙の素材・厚みも異なります。だから同じ下処理・裏打ちをしても良い仕上がりになりません。

『やる限りは完璧に』

これが僕のモットーなので、手間と時間が掛かっても90枚全てを同じ条件に仕上げるようにしています。そうなってくると、自ずと屏風下地の精度・屏風の縁取り(化粧)仕上げ・屏風縁の仕上げも同じように拘ってしまいます。

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美しい筋廻し仕上げを施しています
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チリ落とし仕上げ部分の柄を合わせています。これは表具師の技の一つです
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良い屏風は、あらゆる個所の角(隅)がとても美しい

【表装仕様】
 ●下地:(白)杉材組子下地(和紙重ね張り本格下地)
 ※粗悪なべニア下地やボール紙下地ではございません
 ●屏風縁:加州塗り・黒艶消し(無双仕上げ)
 ※表面に釘を見せない仕立て
 ●蝶番:手漉き和紙蝶番(純楮紙)
 ●縁取り:表装裂地・正絹西陣織
 ●表面:本鳥の子和紙:無地
 ●裏面:高級シルケット:紺色




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ちょっと大きめの納経帳(ご朱印帳)巾:18㎝×高さ:25㎝程度。
屏風にすると、迫力のある作品に仕上がります、、
そして、なぜかモダンな印象も、、
これにはちょっとしたテクニックがあるのです。

通常、仏表装や仏具という類いは、重厚感を保たせることが多く、特に屏風はそうなりがち。
一枚一枚のご朱印が大きく数が多いので、重厚な装飾は、クドく見えてしまいます。 
黒塗り艶消しの屏風縁に、あっさりめの工芸和紙、それを幾何学的に配列する単純さが、いつの間にかお洒落でモダンさを演出してくれるのです。

また、ご朱印には全て金茶の筋廻しを施しています。
そうすることで、ほんのり品格が増します。

表装は、時に数学なのです!
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四国八十八ヶ所霊場・御影札・屏風




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四国八十八ヶ所霊場・西国三十三ヶ所霊場・屏風




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四国八十八ヶ所霊場・御影札・屏風




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西国三十三ヶ所霊場・カラー御影札・屏風



 

ご依頼主(K様)との出会いは、五年前に遡ります。
全国各地の神社へお参りされることをお考えで、ご朱印をいただき形に残したいとのご希望でした。
掛軸、屏風、額・・・色々とご提案をし、K様の熱い想いもあってか、時が経つのを忘れるくらい色々とお話しをしました。
その後も半年に一度のペースで、ご相談や近況報告を兼ねてご来店され、私もどんどん熱意が増し、フラッと来て下さるK様とお話しすることが楽しみになっていました!

百八(108)社の神社をお参りするのを目標にされ、最終的には110社以上に上りました。

表具は屏風に決定し何度も打ち合わせの結果、二曲屏風に片面54社×2で108社を屏風に張り込むデザインに決まりました。
長いお付き合いの中で、ご朱印の張り込む順番をK様と工房で長時間悩んだことが、印象深く心に残っております。

ご朱印108枚全て丁寧に裏打ちを施し、一枚ずづ手作業で正確に裁断し、屏風に張り込みました。
もちろん、屏風自体も全工程を手作業で『最高品質』でお仕立てしておりますので、ご朱印108枚に悪影響を及ぼす心配はございません。
※屏風の仕様・ご朱印の裏打ちの説明は、四代目の熱い思いが留まることがない為、割愛させていただきます(笑)
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毎度思いますが、愛情込めたご依頼品をお引き渡しする日は本当に寂しいものです、、、




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