カテゴリ: 巡礼WORKS

DSC00310
坂東三十三ヶ所霊場の額装です。

額装にするまでには、幾多の工程がありそれを逆算するように仕立てていきます。
下の写真(ご朱印帳)を解体し、一枚一枚サイズを正確に整え(裁断)・裏打ちを施し、それを継ぎ合わせ一枚物にするのです。
DSC00040
DSC00308
DSC00315DSC00314
DSC00316
DSC00317
DSC00319
DSC00322
DSC00323
DSC00325
DSC00326
DSC00329
坂東三十三ヶ所霊場・ご朱印帳・額表装
ご依頼主:東京都




DSC09890
軸装の百観音霊場は、しばしばご依頼がありますが額装は稀にご依頼いただくものなので、とても貴重です。その貴重なご朱印に触れお仕事させていただけることは、職人としてこの上ない喜びです。
白衣(びゃくえ)の観音様に似合うように、清楚なイメージの表装裂地(正絹・西陣織)でお仕立てしました。
DSC09892
DSC09897
DSC09898
DSC09895
DSC09896
DSC09894
DSC09900
DSC09901
百観音霊場・額表装
ご依頼主:神奈川県




DSC09461
表装裂地(外廻し・中廻し)と観音様をよーく見てください、、、
表具(掛軸)に一体感があると思いませんか?僕はどの表具にも必ず意味や共通点を持たせています。
一点足りともカタログで選ぶような安易な表具の取り合わせはいたしません。
DSC09462
DSC09464
DSC09465
DSC09468
DSC09469
DSC09467
DSC09471
DSC09472DSC09460
DSC09507
DSC09509
DSC09511
坂東三十三ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主:神奈川県




DSC08413
88枚のお札を一枚一枚裏打ちを施し、それを継ぎ合わせて大きな一枚ものにしています。
時間も手間も掛かりますが、この地味な職人作業が好きなんです。
プチお遍路をしているようで、懐かしい気持ちになります。
DSC08414
DSC08415
DSC08417
DSC08422
DSC08423
DSC08427
DSC08439
御影札(作品)を保護するためにアクリルガラスをはめています。
アクリルガラスは、ガラスと違い軽くて安全です。

四国八十八ヶ所霊場・御影札額装
ご依頼主・岡山県




DSC08286
松月堂の最高級仕様の豪華な本金掛軸です。
DSC08285
DSC08287
DSC08288
DSC08289
DSC08291
DSC08296
DSC08295
DSC08294
DSC08302
右から外柱・中柱・一文字廻し、そしてその間に2本の5厘筋、正確な直線が掛軸の美しさを引き立てています。
DSC08301
八双:本金鍍金・高級透かし金具
DSC08303
軸先:本金鍍金・高級透かし金具
DSC08269
光の当たり方によって、美しい光沢感が出るのが本金正絹裂地の特徴です。
DSC08316
表装形式:真の真(最も格式のある仏表装)
DSC08314
美しい意匠の本金鍍金の透かし金軸
DSC08308
拘りの手縫い風袋です。一般的に仏表装の風袋裏は紺系の無地ですが、松月堂の風袋は贅沢に外廻しと同じ裂地を使用します。しかも裂地の柄も左右対称になる様に仕上げています。見えない細部に気を使うことが良い表具だと思っています。
DSC08317
松月堂には、妥協という言葉はありません。
DSC08324
加州塗り・高級二重箱
DSC08322
高野山奥の院・箱書き
DSC08321
DSC08319
四国八十八ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・北海道




DSC08829
人は、なぜ巡礼をするのか、、
その答えは、実に深い、、、
みんな色々な思いを持って巡礼していることをこの仕事をしていると強く感じます。

だから、巡礼の掛軸には自然に個性が出ます。
そして、その個性を大切にしてあげたいといつも考えています。
DSC08001
▲表装前
DSC08828
▲表装後
DSC08830
DSC08831
DSC08832DSC08838
DSC08834
DSC08837
▲真の真(最高格式の仏表装)※一文字廻しを施しています
DSC08833
DSC08843
八双:本金鍍金・高級透かし金具
DSC08844
軸先:本金鍍金・高級透かし金具
DSC08878
DSC08880
DSC08881
DSC08883
DSC08885
DSC08886
DSC08887
高野山奥の院・箱書き
DSC08889
加州塗り・高級二重【上】桐箱

西国薬師四十九霊場・掛軸表装
ご依頼主:三重県




DSC08472
カタログから選ぶ表具、、、
う~ん、、なんか寂しい、、、
良い表具は、作品との相性がとても重要です。
僕が表具師として、大切にしていることの一つです。
この表具(掛軸)も、それを意識している象徴的な仕立てです。
DSC07575
▲表装前
DSC08471
▲表装後
DSC08473
DSC08474
DSC08475DSC084820001
DSC08479
DSC08476DSC08480
DSC08478DSC08485
DSC08486
DSC08561
DSC08564
DSC08565
西国三十三ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




DSC07228 (1)
通常、ご朱印帳の紙の厚みや素材では、掛軸にするのは困難です。
しかもご朱印帳の紙の種類・サイズは、販売元によって個体差があります。
数百種類あるご朱印帳の紙の状態を熟知し、表装の方法を変えていかなければなりません。

その方法とは、例えば、裏打ち和紙の種類(厚みや素材)を変えることであったり、糊の配合や加える水の加減の調整であったりします。表装の工程には、一定の答えはないので、その都度適切な方法をアジャストさせていく経験と知識と発想力が求められます。

何故か、そういった面倒なことに魅せられている自分がいます。
DSC06270
DSC06267
ご朱印帳を丁寧に解体するところから良い仕上がりになる勝負は始まっています。
DSC07227
DSC07232 (1)
DSC07233 (1)
DSC07237 (1)
DSC07240
DSC07242
DSC07243
西国三十三ヶ所霊場・御朱印帳・掛軸表装
ご依頼主・滋賀県




DSC06448
四国八十八ヶ所霊場『 開創1200年記念 』の御影札です。

これを良好な掛軸にするには、少々の知識と技術が求められます。
この『 少々 』を習得するまでには、結構時間が掛かったものです。
そして、御影札一枚一枚に習得した成果を丁寧に注いでゆくのです。
DSC05882DSC06451
DSC06449
DSC06452
DSC06455
DSC06457
DSC06453
DSC06459
DSC06460
DSC06560
本紙(御影札×88枚)の良好な保存を考慮し、太巻き桐箱で収納することにしました。

DSC06561
四国八十八ヶ所霊場・御影札・掛軸表装
ご依頼主・愛知県




DSC06470
本金仏表装は、贅の限りを尽くした仕様の掛軸です。
本金の色味は、ギラギラしていないので豪華さの中に『品』があります。
ゆえに、表具師の僕でもその見栄えに毎度うっとりしてしまいます、、

さて、ここからが本題ですが、みなさんにとって『良い掛軸』とは何だと思いますか、、、
上質な材料・素材を使用した高価な掛軸のことでしょうか、
とにかく安価で、納期の早い掛軸のことでしょうか、
カタログ見本のイメージ通りの掛軸のことでしょうか、

僕にはどれもピンと来ないですね。
では、『良い掛軸』とは何かと言うと、並の材料でも高価な材料でも、然るべき技術で、扱う人(ご依頼主)のこと想い、丁寧に仕立てたものこそが『良い掛軸』なのです。
だから、僕が仕立てる掛軸はすべて『良い掛軸』なのです。

おそらく物を大事にする方なら、伝わると思います。
DSC06462
表装裂地:豪華本金・特上正絹(西陣織)
DSC06463
DSC06464
DSC06465
DSC064730001

表装形式:真の真(最も格式のある仏表装)
DSC06468
DSC06469
DSC06474
DSC06476
DSC06477
軸先&八双:本金鍍金・高級透かし金軸
DSC06546
加州塗り・高級二重【上】桐箱
高野山奥の院・箱書き
DSC06545
四国八十八ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




DSC06011
巾:1720㎜ × 高さ800㎜の特大サイズの額装です。
西国(33枚)・坂東(33枚)・秩父(34枚)合計100枚ちょうど!
とても豪華で、迫力のある百観音額装に仕立てた自分も圧倒されてしまうほどです。
DSC05724
DSC05725
西国・坂東・秩父のお札(御影札)は、1枚として同じサイズはなく全てバラバラで、紙質(厚み・クセ)もそれぞれ異なり、個性があります。先ずは、お札100枚を一つにまとめるにはどうしたら良いか、ゼロから考えるところからのスタートでした。1を10にすることよりも0(ゼロ)を1にする作業は、本当に難しいものでした。
DSC06005
お札1枚1枚に裏打ちを施し、矩(直角)を取りながら正確に裁断します。
※紙質によって裏打ち紙も変えています
そして、1枚1枚継いで100枚を1枚の本紙に形成していくのです。
この作業を終えて、ようやく表装へ取り掛かることができます。
DSC06018
DSC06019DSC06027

DSC06023
DSC06020
DSC06029
日本百観音霊場・御影札・額装
ご依頼主・埼玉県




DSC05959
表具は、本紙(作品)の引き立て役であること。
それは、巡礼表装でも同じことです。
だからカタログ通りの表装では、本紙に申し訳ない、、

ご朱印・観音様とご依頼主の好みをブレンドし、表現することが表具師の務めです。
『いい仕事をします』の技術的な部分は当然のことで、それ以外に職人としてどれだけご依頼主にご満足いただけるかが、とても重要なのです。
DSC05961
DSC05963
観音様のお衣装の色味に合わせて、大縁・小縁(マット部)と額縁を選定します。
そうすることで、相性の良い表具になり、自然と品が出てきます。

最初から決まりきった表具では、アンバランスで無理やり服を着させられた残念な額装になってしまいます。
DSC05960DSC05964DSC05969DSC05958
うん、カッコイイ表具です。

西国三十三ヶ所霊場・額装
ご依頼主・三重県




DSC05111-1
1.中央に七福神宝船があること
2.バランスよくご朱印が並んでいること
3.安っぽい仕上げではなく品格があること
4.予算内であること
以上、ご依頼主からのご要望です。

何度もお電話・メールを重ね、ご満足のいただける作品が出来上がりました。
松月堂の信念は、一点一点オリジナルに拘り、作品へ愛情を注ぐことです。
その思いが伝わった時は、身体に電気が走るような嬉しさがあります!
DSC05312
DSC05310
DSC05315
DSC05313


↑このページのトップヘ