カテゴリ: ◆巡礼ラボ◆

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あれは、8年前の秋。
四国八十八ヶ所を掛軸で巡りたいと、愛知県からご来店いただきお求めになられた納経軸が、めでたく満願になって先日、松月堂へ帰ってきました!とても嬉しく有難い瞬間です。
実は、「2年前に満願になっていた、、、」とご依頼主。
色んなことがあり、表装をお願いするタイミングがなかったそうで、ふと、久しぶりに納経軸を開いた時に「今しかない」と翌日にお越しくださいました。
お遍路の思い出話に花が咲き、楽しい時間をありがとうございました。

余談ですが、この日はご依頼主にとっては何気ない日のようでしたが、僕にとっては大切な日でした。
そんな記念すべき日に8年ぶりにお客様と再会できるなんて幸せ者ですね。
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ストーリーの始まりは、19年前の唐招提寺。
当時某ニュース番組で、鑑真和上坐像と東山魁夷画伯の襖絵(障壁画)の公開を知り、次の日に見に行くという行動力のあるご夫婦(ご依頼主)。全国ニュースであった為、ものすごく混んでいましたが、実物を目の当たりにし非常に感動したと仰っていました。
その際、記念に頂いたご朱印をきっかけにご朱印集めを始めたそうです。

それから、数多くの神社仏閣を参拝され、ご夫婦の思い出の詰まったご朱印帳を形にしてほしいとご来店されました。

選りすぐりの40枚で掛軸にお仕立てすることになりましたので、ご期待ください。
今の僕は、燃えております。
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巡礼だけでなく、アウトドアやタウンユースでも大活躍のPILGRIM・bag
肉厚のキャンバス生地かつバケツ型だから、ある程度バックに収納すると自立します。実はこれがこのバックの魅力なんです。
例えば、参拝の際に数珠やロウソク・線香・納経帳(軸)などを用意している最中、何もないところにフリーで自立させることで、全ての動作がスムーズなるのです。かなり便利です!
自立させるコツとしては、カメラや水筒・ペットボトルなどを入れると重さで安定します。





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美しい刺繍の観音様。
先週、愛知県よりお越しいただいたご依頼主の西国三十三ヶ所霊場・満願納経軸です。

2年掛けてご夫婦で参られたそうで、西国の御詠歌をすごく大切にされているのが印象的でした。
ご依頼主のご実家には、先代、先々代が満願された掛軸がいくつもあるのですが、ご自分で巡礼して表装されるのは初めてとのこと。
そうと知れば、僕の職人ギアはミドルを飛ばしてハイギアに入ります。
ご依頼主にとって初めての表装が、良い思い出となると同時に満足のいくものであってほしいという思いで一所懸命にお仕立ていたしますね。

ちなみに、ご来店予約のお電話の際に「最初から松月堂さんに決めています」と仰っていただけたお言葉がとっても嬉しかったです。
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▲第十七番・六波羅蜜寺・京都市東山区 2018年7月15日

うだるような暑さの京都、、、この日は、気温39度近くある酷暑日。
音羽山・清水寺から少し離れた場所に鎮座し、人混みは落ち着いている六波羅蜜寺さん。
とはいっても三連休の中日ということもあって人にも暑さにもやられてしまいそうでした。
『 忘れるべからず、こまめな水分補給 』
本堂へ入ると日陰ということもあり、若干涼やかで気持ちも安らかになりました。
子供たちも汗びっしょりだったので、少しほっとしました。
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石の門と鉄の柵がなんともカッコイイ正面
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夏の空と六波羅蜜寺
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境内に入ったら先ず、手を清める。
子供たちも率先して行動するようになりました。
とても大事な参拝作法です。
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PILGRIM・Tシャツと本堂
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今回も無事帰ることができました。
ありがとうございました。

PILGRIM -Return safely for you-




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御朱印帳を解体し、一枚一枚裏打ちを施し、裁断し、順に継ぎ合わせたものです。
今回は、これを掛軸に仕立てます。
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2府5県からなる『 西国薬師四十九霊場 』
西国三十三ヶ所霊場と同じように関西圏を巡ります。

この写真は、先週の日曜日に三重県津市から家族4人でお越しになられたご依頼主の満願納経軸です。
これを一番札所(奈良県:薬師寺)から順番に巡られたのですから凄い!
しかも小さなお子さんを二人連れて。
お姉ちゃんは、5才。弟くんは、3才。

分かります。何を言わなくてもお父さん・お母さんのご苦労は...(笑)
なぜなら僕も現在、息子4才・娘1才を連れて西国巡礼をしていますので...(笑)

でも、子供を連れて巡礼することって凄く大切なものを得ているような気がします。
お寺へ行くと、日本の文化(芸術や建築)・歴史や和の心得や作法も自然と身に付きます。
ダンスや英会話の得意な子供も素敵ですが、日本のことをよく知っている子供こそ未来に必要な人材になり得ると思います。

さて、今回も僕の表装談義に花が咲いたことは言うまでもありませんが、元気なお子さんがいたこともあり賑やかに表装のご案内をさせていただきました。最終的な表装裂地の決め手はお姉ちゃんで、女性らしいふんわりしたイメージの取り合わせになりました。

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三年掛けて満願になられたそうで、最後の四十九番札所は、比叡山延暦寺で締めくくりです。
、、、うんっ、どこかで聞いたような、、、
ちょうど1ヶ月ほど前にご来店いただいたご依頼主との奇跡的な共通点がっ!
実は、松月堂ではたまに信じられないようなエピソードをご依頼主が運んでくるのです。
松月堂には何かを引き寄せる不思議なパワーがあるのかもしれません。

ちなみに絹本に付いているシワは綺麗になりますので、ご安心を。




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PILGRIM(巡礼) Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)

 

僕(四代目)がデザインしたTシャツです。

 

白を纏う(まとう)

白衣(びゃくえ)の代わりに

 

日本全国・全世界に巡礼の地がある

色んな思い・願いを胸に皆が巡礼する

だけど、いつもあなたの無事を願う人がいる

あなたの為に、無事に帰る

巡礼の輪(わ)が、皆に広がれ

そんな世の中は、きっと豊かである

巡礼の輪(わ)が、笑顔をつくる

あれっ、Tシャツの文字が笑顔(スマイルマーク)に見えてきた!

 

さぁ、あなたのPILGRIM(巡礼)を始めよう!

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PILGRIM・T-shirt
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PILGRIM・bag
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tee&bag→coming soon!
以前からお問い合わせの多かった、PILGRIM・T-shirt & bagのWEB販売をまもなく開始します!

巡礼の地で、このTシャツを着た人と出会ったら...楽しいですよね!
さぁ、あなたのPILGRIM(巡礼)を始めましょう!
クリック ⇒ 『 巡礼の輪 』




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総裏をした掛軸を仮張りし、乾燥工程を経て最終の仕上げに入る前に掛軸の裏面へ『裏擦り』作業を施します。
この工程を入れることで、掛軸はより『しなやか』になり巻き解きのし易い掛軸になります。

工房に響き渡る数珠(裏擦り用)の音は、僕の心を良い意味で『無』にしてくれます。
この音のお陰で掛軸を仕上げる前の精神状態は、いつも良好です。

Instagramにて動画公開中!
 ↓ ↓
https://www.instagram.com/p/Bi6-yjEnRTh/?taken-by=shogetsudo_hyoso




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シックでモダンな印象の墨彩観音、僕が好きな観音様の一つです。
GWという貴重な休暇の合間に東京からお車でお越しいただいたご依頼主の満願納経軸(ご朱印軸)です。
岐阜という立地にも関わらず、遠方から松月堂へ足を運んでいただけることは、本当にありがたいことです。だから僕は、いつも精一杯の感謝の気持ちを込めて一所懸命おもてなしをします。

三年の月日をかけて巡られたご依頼主は、神社仏閣がとてもお好きなようで、表装(掛軸)に対する想いも自然と伝わってきました。
それもあってか、表装(掛軸)の拘りや成り立ちなど、色々と話し過ぎてしまったことは言うまでもありません。にも関わらず、興味を持って熱心にお聞きくださり、『楽しかった』と仰っていただき嬉しい限りです。

改めまして、西国三十三ヶ所霊場・満願おめでとうございました!
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ご来店の際にお話できませんでしたが、番外に『比叡山延暦寺』でご朱印されていたんですね。
幼少の頃に行ったきりなので、是非丸一日かけてじっくり参拝したいお寺さんの一つです。




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▲before

巡礼のご依頼主からしばしば『墨・朱肉の除去』のお問合わせがあります。
墨や朱肉の粗相は、たまにあることなので除去の依頼は絶えませんが、僕個人としては旅(巡礼)の思い出として残すのも有りだと思っています。※実際僕の四国八十八ヶ所の掛軸には、旅の思い出箇所があります

上記の写真は、お顔の右上に朱肉・右に飛び散った墨、しかも後光の上に付いている超難題です、、、
それでも、何とか除去することができます。
どうしても気になる方はご相談ください。
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▲after




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松月堂で扱う桐箱は、なるべく柾目の美しいものを採用しています。また、その美しさは見た目だけでなく特徴として密閉性や強度も兼ね備えています。
寸分の狂いもない桐箱は、新しいうちは少々開け閉めが硬く感じるかも知れませんが、精度が高い証拠です。 使用していくうちに馴染み、所有者にとって扱い易くなっていきますので、安心してください。
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上蓋と底蓋の境が分からないくらい精巧です。
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非常に密閉性の高い、印籠蓋です。




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▲第九番・南円堂(興福寺)・奈良県奈良市 2018年3月11日

続いて、奈良公園の広大な敷地内にある南円堂さんです。
東大寺、春日大社、奈良国立博物館 etc...挙げればキリがありません、、
日曜日の行楽日ということもあり、先ずは駐車場を探すことが大変でした。交通量・観光の歩行者が多いので運転にはご注意を。
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階段を上り、道を渡ると左手に鎮座している南円堂
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そこから目線を右に配ると再建工事中の興福寺(中金堂)があります
間もなくですね
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息子「あ~、小っちゃいミカンやね」
父親「ううん、キンカンやお」
息子「ううん、ミカンやお」
父親「・・・、そだね~」
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納経所は、とても混み合っていました
あせらず、冷静に、そして丁寧に、すばやく、、
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五重塔をバックに
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南円堂さんの次に大阪の葛井寺さんへ向かう予定でしたが、奈良公園と鹿さんが子供たちの足を止めてしまいましたので、あえなくストップ巡礼となりました。
予定通りに進まないことも家族旅の醍醐味ですね!
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今回も無事帰ることができました!
ありがとうございました。




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本日、四国八十八ヶ所霊場の満願お軸を持って三重県志摩市からお客様がお越しくださいました。
6年前にも『京都十三仏霊場』をお仕立てさせていただいたので、今回は2度目のご依頼です。
前回同様、お二組で仲良く一緒に4年の歳月をかけて巡られたそうで、思い出話に花が咲きました!
お遍路中盤で、『四国別格二十霊場』を知りそれも巡ったので、108ヶ寺達成という大変貴重な巡礼になったと話しておられました。

今朝ほどの岐阜県関市は雨模様でしたが、お客様がご来店されるタイミングで雨も上がり4日ぶりに太陽が!お客様との再会が春の陽射しで晴れやかになりました。




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▲第十番・三室戸寺・京都府宇治市 2018年3月11日

本当に久しぶりの西国巡礼です。
巡礼したい気持ちとは裏腹に、 色んな事があり中々行けなかったのですが、ようやくです。
小春日和の晴天に恵まれ、気分はウキウキ!
境内に足を踏み入れた瞬間、三室戸寺さんのすべてを包み込んでくれるような空間にやられました。
子供たちにも、この言葉では説明できない感覚をいつか分かってほしいな、、
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家族巡礼のルールは、服のどこかに『白色を入れる』です
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とても立派な山門です
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山中にあるお寺さんは、階段がつきものです
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6月~7月上旬は、紫陽花
7月上旬~8月中旬は、蓮(ハス)
が見頃だそうです
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ふざけているわけではありません
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PILGRIM(巡礼) Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)
巡礼の時には、いつも着用しています!




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本日お越しのご依頼主の『西国三十三ヶ所・満願・納経軸』です。

10数年前にホームページを開設してから全国のお客様と深く繋がれるようになっています。これは僕にとってすごく自信になり、また表具師として使命感や責任感というものを強く意識するようになりました。
だから地元のお客様からも変わらずご愛顧いただけることも本当に嬉しいです!
最近では、地元なのにホームページを見て「初めて知った」とお越しいただくことも多々あります。
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『西国三十三ヶ所・徳寿観音』です。
先日、名古屋からお越しのお客様にお求め頂いた納経軸です。

でも、ちょっと残念なことに僕は仕事で出先だったので、お客様にお会いすることはできませんでした、、

ただ、嬉しいことに晴れて満願になられたら、もう一度表装のご相談に来ていただけるそうなので、その時にゆっくりお話しができればと思います。まだまだ先のことですが、今から楽しみです♪




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昨日、ご紹介したご朱印帳を掛軸にするため、バラしました。
バラして並べただけなのに、ご朱印の持つ魅力なのか、うっとりするほど美しい。

これから、良質な仕上がりになるよう色々な下処理(工夫)を施していきます。
手間を掛ける作業は、僕の得意技です!
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「ネットを見て来たんですが、掛軸や額に本当に表装できますか?」
「はい、もちろん出来ますよ~」
先日、ご来店いただいたご依頼主のご朱印帳です。

「額の場合、基本的に掛け替えるというよりは、掛けたままが多いですね。」
「掛軸の場合は、コンパクトに収納できるので、掛け替えることが基本ですね。」
つまり、用途に合わせてどの表具にするかが重要です。
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憧れの御詠歌。
先日、愛知県からお越しのご依頼主の満願お軸(納経軸)です。
通常のご朱印と比べると柔らかい表情が特徴で、二度目以降の西国巡礼をされる方に多く見られます。
僕も二度目は、御詠歌で巡りたいです。未だ、一巡目ですが、、、
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巾:1720㎜ × 高さ800㎜の特大サイズの額装です。
西国(33枚)・坂東(33枚)・秩父(34枚)合計100枚ちょうど!
とても豪華で、迫力のある百観音額装に仕立てた自分も圧倒されてしまうほどです。
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西国・坂東・秩父のお札(御影札)は、1枚として同じサイズはなく全てバラバラで、紙質(厚み・クセ)もそれぞれ異なり、個性があります。先ずは、お札100枚を一つにまとめるにはどうしたら良いか、ゼロから考えるところからのスタートでした。1を10にすることよりも0(ゼロ)を1にする作業は、本当に難しいものでした。
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お札1枚1枚に裏打ちを施し、矩(直角)を取りながら正確に裁断します。
※紙質によって裏打ち紙も変えています
そして、1枚1枚継いで100枚を1枚の本紙に形成していくのです。
この作業を終えて、ようやく表装へ取り掛かることができます。
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日本百観音霊場・御影札・額装
ご依頼主・埼玉県




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ご朱印帳を掛軸にしたいというご相談で、滋賀県からご来店されたのが一年前。
西国三十三ヶ所霊場を満願(結願)され、本日再びのご来店。
僕にとってこんなに嬉しいことはないです!
なんだか親心のようです。
西国33ヶ寺・華厳寺2ヶ寺・番外5ヶ寺の合計40ヶ寺のご朱印を一つの本紙にし、掛軸へと形成していきます。

ちなみに一般的なご朱印帳(納経帳)を品質の良い掛軸にするのは、非常に困難であり高度な技術が必要です。なぜなら、一般的なご朱印帳は、掛軸表装する為に製品化させたものではないからです。松月堂の独自の技術だからこそ『しなやかな掛軸』を表現できるのだと自負しています。

ご興味のある方は、僕(四代目)に聞いてくださいね。
拘りをいっぱい話すと思いますよ(笑)
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表具は、本紙(作品)の引き立て役であること。
それは、巡礼表装でも同じことです。
だからカタログ通りの表装では、本紙に申し訳ない、、

ご朱印・観音様とご依頼主の好みをブレンドし、表現することが表具師の務めです。
『いい仕事をします』の技術的な部分は当然のことで、それ以外に職人としてどれだけご依頼主にご満足いただけるかが、とても重要なのです。
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観音様のお衣装の色味に合わせて、大縁・小縁(マット部)と額縁を選定します。
そうすることで、相性の良い表具になり、自然と品が出てきます。

最初から決まりきった表具では、アンバランスで無理やり服を着させられた残念な額装になってしまいます。
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うん、カッコイイ表具です。

西国三十三ヶ所霊場・額装
ご依頼主・三重県




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本日より、期間限定で一部商品を大特価セールします!
数に限りがございますので、お早めにどうぞ。

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五年前に松月堂で納経軸をお求めになられたお客様が、愛知県からご来店されました。
満願の百観音が2幅!凄いっ!そして、羨ましい!
仲の良さがとても伝わる母娘で、『楽しみながら巡礼されたんだろうなぁ』というのが伺えます。お母様と娘様と談笑しながらの表装のご案内は、終始和やかな時間でした。やっぱり、直接お話し出来ることは貴重なことですね。
改めまして、百観音霊場・満願おめでとうございました!




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記念の年(平成26年)に頂くことのできた貴重なお札×88枚です。
これを一枚一枚裏打ちを施し、丁寧に切り継ぎをし、一つの本紙(作品)にします。
今回は、このお札を掛軸に仕立てます。




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ここ数年お問い合わせのある、無地の納経軸です。
基本的には、中央にお大師様・観音様・名号があるのですが、この納経軸は無地です。

ご購入された方の事例としては、ご自分で観音様や名号を描(書)かれたり、
お知り合いのお寺様や作家さんにご依頼されるようです。
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1.中央に七福神宝船があること
2.バランスよくご朱印が並んでいること
3.安っぽい仕上げではなく品格があること
4.予算内であること
以上、ご依頼主からのご要望です。

何度もお電話・メールを重ね、ご満足のいただける作品が出来上がりました。
松月堂の信念は、一点一点オリジナルに拘り、作品へ愛情を注ぐことです。
その思いが伝わった時は、身体に電気が走るような嬉しさがあります!
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百観音のご縁が例年に比べると多くなっています。
写真の御影札(お札)は、ご依頼主が西国三十三ヶ所・坂東三十三ヶ所・秩父三十四ヶ所で頂いたものです。各お札は一枚一枚、サイズ・紙の『厚み・素材』が異なります。
これを一つの作品にまとめお仕立てするのが今回のご依頼。
難易度の高い仕事は、ワクワクが止まりません、、
さぁ、 頭をフル回転させるとしますか。
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霊場ごとにサイズが異なります
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よ〜く見てください、西国三十三ヶ所霊場だけでもこんなにバラつきがあるんです




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昨日、三重県からお越しいただいたご依頼主のご朱印軸(納経軸)×2幅です。
第三十三番・華厳寺さまにて満願(結願)になられた後、松月堂へ立ち寄ってくださいました。
松月堂のWebを何度もご覧いただいていたようで、嬉しい限りです!
満願までの月日は10年掛かったそうで、そんな貴重なご朱印軸とご依頼主に出会えるのは、本当にありがたいことです。
昨日(平成29年10月11日)は、「大安ですね」と伺うとご依頼主はご存知なかったようで、感激されていました!『持ってますね~』凄く素敵な日になって良かったです。

改めまして、西国三十三ヶ所霊場・満願おめでとうございました。




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この風鎮は、12年以上前に仕入れたものです。
私(四代目)が、四国八十八ヶ所を満願した12年前から風鎮の取り扱いを一切辞めました。
表装を知れば知るほど、掛軸を仕立てれば仕立てるほど、風鎮は不必要なものだと知りました。

はっきり言います、、『 風鎮は、掛軸本来の機能美を著しく損ねています 』

皆さん、重要文化財として美術館に展示されている掛軸に風鎮が掛かっているものを見たことがありますか?
茶室に掲げられている掛軸に風鎮が掛かっているものを見たことがありますか?
そうです、ないのです。
なぜなら不必要だからです、、、


①掛軸の美(見栄え)を考えた時、然るべき表具師は、風鎮のことを考えて表装しません

掛軸は、本紙(作品)を主軸に、周りの表具(裂地)・軸先・軸紐の取り合わせをします。従って、トータルバランスを考えられた掛軸に風鎮を掛けることは、アンバランスを起こすことになるのです。掛軸の格好良さが半減してしまいます。


②掛軸(表具)は、鑑賞品であると共に保存のことも考えられているのです

風鎮を持ってみれば分かりますが、重いです。こんな重いものが軸先部分にずっと掛かっているのは、問題(異常)です。常に負担を掛けていることになります。よって掛軸の劣化・破損の要因となることは明確です。今すぐにでも辞めていただきたいです。保存技術を考慮して仕立ててある掛軸へは悪影響しかありません。


③よくある風鎮の安易な知識とコマーシャル

『風鎮を掛けると掛軸が安定するよ』
風鎮を掛けないと安定しない掛軸は、良い掛軸ではありません。
本当に良い掛軸は、風鎮の重さを利用しなくても、しっかり安定して掛かります。

『風鎮を掛けることを前提に、掛軸を短く仕立てます』
本末転倒なことです。風鎮の為に表具のバランスを崩すことは、表具師としてお勧めできません。

『特典で風鎮をプレゼントします』
掛軸への思いやりが欠けています、、悲しいことです、、、




少々、厳しい内容になってしまいましたが、
掛軸を思うが故、ということでご理解いただければ幸いです。




美しくご朱印を頂くためにはコツがあります。
この説明は、ご朱印帳(納経帳)にも応用できます。
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ご朱印(納経)を頂いたら、周りの参拝者に配慮しながら乾かすスペースを確保します。

★ドライヤーで乾かすコツ★
①重し(角材)を使い、お軸(納経軸がクルッとならないように注意してください
※重し(角材)は、各納経所に置いてあります
②ご朱印から20~30㎝離してください
③風は、一点集中ではなく左右上下に振ってください
④天候にもよりますが、風を当てる時間は1分位が目安です
⑤夏場は送風で、春秋冬(雨天)は温風が適当かと思います

※ドライヤーが無い場合は、扇子があると便利です(無い場合は、手うちわ)




★ご朱印が乾いたかを『安全』に確認する方法★
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①ティッシュを優しくご朱印の上に乗せます
②手のひらで優しくティッシュを抑えます
③ティッシュに墨・朱肉が付かなければOK!です

しかしながら、上記の全工程は混み合っている時は、気を使います。
それも一興なので、仕方ないと思うしかありませんが、
ゆっくりマイペースが良い方は、以下をお勧めします。

☆平日に参拝する
☆早朝・お昼時・夕方に参拝する
☆雨天の日に参拝する
☆行楽シーズンを避ける




★お軸(納経軸)の巻き方★
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お寺にある『あて紙』を先ず、絹地の下に入れます
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もう一枚をご朱印の上に優しく載せます
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お軸を柔らかく巻いていきます、あまり強く巻かず緩くで大丈夫です。
強く巻きすぎると、ご朱印が滲んだり・お軸を傷める可能性がありますので、注意してください。

お軸にも心にも余裕が大切ですね。




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ちなみに僕は、お軸をリュックに入れるので、ナイロンケースの紐は邪魔なので外してます。




作っちゃいました!

西国巡礼を楽しく、オシャレに、家族で、を考えてたら、
白衣の代わりに白いTシャツを着たいっ
でも、『デザイン』も『意味』もピンと来ないTシャツばかりだったので、、、
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PILGRIM(巡礼) Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)

 

僕(四代目)がデザインしたTシャツです。

 

白を纏う(まとう)

白衣(びゃくえ)の代わりに

 

日本全国・全世界に巡礼の地がある

色んな思い・願いを胸に皆が巡礼する

だけど、いつもあなたの無事を願う人がいる

『あなたの為に、無事に帰る』

巡礼の輪(わ)が、皆に広がれ

そんな世の中は、きっと豊かである

巡礼の輪(わ)が、笑顔をつくる

あれっ、Tシャツの文字が笑顔(スマイルマーク)に見えてきた!

 

さぁ、あなたのPILGRIM(巡礼)を始めましょう! DSC05589 (2)
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雨の園城寺(三井寺)
2日目は、あいにくの雨となってしまいました。
子連れの参拝は、避けたくなるほどの雨量、、しかも雨対策は怠っていました。
朝イチの時点で、予定を変更しようか迷いましたが、これも修行、雨の参拝対策と思い決行です。
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子連れの場合は、大人も子供もカッパがあると便利です。
また、園城寺のように本堂まで遠く、石階段・砂利道が多い条件には、普通の靴は濡れてしまいます。
長靴も良いのですが、滑りやすい石階段の上り下りは少々危険です。
一番のお勧めは、トレッキングシューズですね。
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▲第十四番・園城寺(三井寺) 2017年10月2日
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今日は、一日雨です
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元慶寺のひっそりとした雰囲気が好きです
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▲番外・元慶寺 2017年10月2日
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時計を見れば、もう13時近くっ
かなり時間を要しましたが、雨の日にしか味わえない巡礼がありました。
さて、休憩しましょう~
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元慶寺さんから車で十数分。
気になっていた京都にあるKaikado Cafe(カイカドウ カフェ)
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心から癒されました
やっぱり『良いものは良い』
ここには、『本質』がありました




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無事に帰ってくることができました。
ありがとうございました。



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ようやく第2回西国巡礼です!子連れ旅の日程調整は、なかなか大変です、、
10月1、2日に4ヶ寺参拝してきました。
晴天に恵まれた初日は、とても行楽日和となり山の音・景色、お寺の匂い・ロケーションをゆっくり味わうことができました。
予期せぬ子供の行動(アクシデント)のおかげで、滞在時間は長くなるので色んな発見ができます。
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車でパワーを温存していた息子は、もう手が付けられません。
周囲の目を気にしながら、小声で言い聞かせます、、
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▲第十二番・正法寺(岩間寺) 2017年10月1日
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日曜日ということもあり、参拝者は結構いました。




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石山寺は、アクセスもよく好立地のため、参拝者や観光客もおり賑わっていました。DSC05457


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お兄ちゃんしてます
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手のお清めには、作法があります。
①先ずは、右手で柄杓を持ち左手にかけ
②持ち替えて、右手にかけます
③そのまま、右手に水を貯め口も清めます
④最後に両手で持ち、柄杓に残っている水を持ち手にかけ洗います
※今度、写真に収めておきます
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▲第十三番・石山寺(岩間寺) 2017年10月1日
僕の中で、西国で一番カッコいいと思っているお寺です。
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子供と階段を数えながら登ると、疲れも忘れ楽しいです!
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美しいフォルムの多宝塔
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数えながらゆっくり下ると安全です
数を数えて、100に差し掛かると息子が、、
「96、97、98、99、、ワンハンドレット!!」
いきなり英語でビックリしました!
皆で大笑いですっ
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参拝を終えると、お昼になったので石山寺の駐車場に連なるお食事処で蕎麦を食べました。
美味しかったです。




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午後からは、どうしても行きたかった佐川美術館へ!
『平山郁夫・文化往来』と『百花繚乱・浮世絵十人絵師展』を見てきました。
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子供には少々退屈だったかな、、、
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宿泊先で、ご朱印の確認と墨と朱肉の乾燥をさせています。
ちょっとした気遣いで掛軸は、より美しく仕上がるのです。




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