カテゴリ: ◆巡礼ラボ◆

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おそらく京都で一番伺っているご寺院。
ここへ来ると、いつも安らかな気持ちになり、なんだか落ち着きます。
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芭蕉の池があることでも有名な、岩間寺(正法寺)さま。
数年前に家族で参拝した以来。
今回は、一人でゆったりと。
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伺ったご寺院の境内脇に西国三十三ヶ所霊場の各札所の御本尊、観世音菩薩三十三体が祀られていました。
薄明かりでもなお輝く金色の御本尊をみて、照明の無い時代の光の尊さを仏さまが教えてくれているようでした。
合掌。
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表装作業に入る前に、御影札に下拵え(防縮加工)をしています。
このひと手間を掛けることで、仕上がった際に狂いのない表具になるのです。
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滋賀県よりお越し頂いたご依頼主の御朱印軸です。
これを掛軸にお仕立ていたします。
どうぞお楽しみに。




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以前からお世話になっているご依頼主より、貴重な九州三十六不動霊場の御朱印軸です。
ご依頼主のお父様と初めて一緒に巡った思い出のお軸と伺っております。
落ち着いた印象の掛軸にお仕立てすることになりました。




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三幅並ぶと壮観です。
一同に並べた際に統一感を持たせるため、外廻しを同じ裂地にし、中廻しに少しだけ個性を出しています。
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日本百観音霊場/掛軸表装/三幅一対
ご依頼主/三重県




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先日、愛知県からお越しくださったご依頼主の賜弘法大師号1100年記念の御影札です。
これを額装にお仕立ていたします。
是非、仕上がりを楽しみにしていてください。DSC00124




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御影札は洋紙(パルプ系)の為、和紙と比べると伸縮性があり耐久性も劣ります。

その為、補強と保存性を兼ねて和紙(楮紙)でニ層〜三層の裏打ちを施します。

また、裏打ちのお陰でピンと張りのある御影札になり、見栄えもより美しくなります。



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▲第二十三番・勝尾寺・大阪府箕面市 2022年4月17日

大阪2日目は、勝尾寺さんへ。
この日も晴天に恵まれ少し暑いくらいでした。
山間部の自然豊かな地にあり、1日目の中山寺さんとはまた違った趣がありそうな予感。

山門を抜けるとすぐ大きな池があり石畳の橋がお目見え、広大な寺院のスタートラインという感じです。そこからぐる~っと境内を一周できるように設計されており、迷うことなく巡ることができました。

そして、なんといっても勝尾寺さんの魅力は、色んなところに鎮座する小さな達磨さん。
どこに居るのかな?こんなところにも!
それだけで時間を忘れてしまいます。

しかし、それだけでなく境内には様々な花木が育てられており、子連れの私たちには時間が足りないくらいでした。※なので花木の写真を撮る余裕がなく残念

またいつかリベンジです。
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山門付近から、かわいい達磨さん達がお出迎え。
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苔の上にポツリと達磨さん。
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桃色の達磨さん。
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娘は、少し休憩です。
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鮮やかな朱色の本堂。
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色んなところに達磨さんがいるので、子供達も楽しそうでした。
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勝尾寺さんは、勝王寺とも呼ぶのですね。
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さぁ、これからゆっくり安全運転で岐阜まで帰りましょう~
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▲第二十四番・中山寺・兵庫県宝塚市 2022年4月16日

ちょうど2年半振りの西国巡礼。
公私ともに様々なことがあり、またご時世もあってこんなに空いてしまいました。

ですが、忘れたわけではありません。
巡礼を再開したい思いはずっとありましたが、グッと堪えての今回です。

遠方からのアクセス(車・電車)も良好で、立地の良い場所に佇む中山寺さん。
岐阜からゆっくり向かうと3時間程で子供たちは少しご機嫌斜め、参拝前に近くの蕎麦屋で昼食を取ってから臨みました。

中山寺さんをグルっと参っての感想は、バリアフリー化されており、小さな子供や高齢者・障がい者に優しいお寺さん。ベビーカーでも安心して行くことができました。
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風が強く少し寒い陽気でしたが、とても良い天気でした。
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紫陽花も準備を始めています。
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安産祈願のお寺だそうです。
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参拝を終え、こどもみくじ!
長男は大吉
長女は中吉
次男は末吉
三者三様です(笑)
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そして、山門から一番遠くにある青い五重塔は圧巻でした。
平成二十九年に再建され『青龍塔』と呼び、四神のうちの東方を司る青龍をイメージしているのだそうです。
鮮やかな青に引き込まれてしまいました。
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ご朱印は、焦らずゆっくり乾かします。
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長男・長女も2年半で大分大きくなりました。




御朱印軸に付いてしまった、染みやカビ汚れ・墨や朱肉の滲みや擦れ。
ご依頼主から本当に多くのご相談を受けます。
もちろん除去する事も可能ですが、付いている場所や状態によってはお断りする場合もございます。
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散華は、一枚一枚丁寧に正確に張っています。(貼るではなく張ることが大切です)
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台紙は、第21番札所の穴太寺様お手製のものです。
一点一点手書きで押し花も随所に施してあり、作る人の想い・温かみを感じるとても素敵な台紙です。
十数年前にこの台紙を初めて見た時の感動は今でも鮮明に覚えております。
私は、表具師としてこの素敵な散華台紙の良さをより引き立てられるよう心掛けました。
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金箔紙で散華を豪華に縁取りしています
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西国三十三ヶ所霊場/額表装/散華
ご依頼主/愛知県




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左から、坂東・西国・秩父です。

中央に『南無観世音菩薩』、両脇に『墨彩観音・白衣観音』
実は、ご依頼主は百観音を始める前に遠方にも関わらず茨城県から松月堂へお越しになり、どのようなカタチにするのかご相談を頂いておりました。

軸装にするのか、屏風にするのか、表具の取り合わせはどうするのか、色んなことをゆっくりお話ししながら一つ一つ決めていきました。

表具師として、その全ての時間はとても有意義であり、様々な事を学ぶことができました。DSC04729
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数ヶ月前にお越しいただいたご依頼主の西国三十三ヶ所霊場の御詠歌の納経軸です。

僕よりもお若い方で、二度も結願しておられます。僕は現在、一巡目の途中なのですが、二度三度巡りたくなる気持ちはとても共感できます。
それほどに西国巡礼は魅力があるのです。

巡礼を始めるきっかけは様々ですが、今は少し弊害がある世の中。
それでも変わることなく巡礼の文化は続いています。

ご依頼の一点一点は僕にとって貴重なお品です。

今回は、これを額装にします。
長らくお時間を頂き恐縮ですが、もうしばらくお待ちください。
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西国三十三ヶ所霊場の各ご寺院で頂ける散華です。
この散華に金の縁取りを施し、額装へ仕立てます。
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一枚一枚継ぎ合わせた御影札の中央に、高野山奥の院で拝受した弘法大師の御影札と御宝号を設えます。

天地左右のバランス、筋廻しの幅、正確で美しいことがとても重要で繊細な作業の一つです。




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お待たせしている皆さま。
少しずつではございますが、作業は進んでいます。 




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およそ1.5ミリの幅を一定に保ちながら筋を作っています。
手先の器用さも必要ですが、こういう動作は呼吸を意識することが結構大事だったりします。
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昨年秋に愛知県からロードバイクでお越しくださったご依頼主の期間限定の貴重な御影札です。
お遍路もロードバイクで巡られた生粋のロードバイカー⁉︎です。
道中の旅話はとても面白く勉強になる事ばかりでした。

これを一枚一枚継ぎ合わせ一枚物にし、掛軸へ表装します。
お待たせしておりましたが、ようやく着手です。
 
先ずは、下ごしらえをしています。



 

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御朱印帳を解体し、屏風や額装・掛軸へ仕立てる作業は決して安易な気持ちでは行えません。

在るべき姿を違う形へと変化させることには責任を持たなければならないと思っています。




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軸装に使用する裂地(西陣織)で、本金正絹という非常に贅沢な品です。
本金の輝きは正に黄金色、上品かつ重厚なオーラを放っています。

出来上がりが楽しみです。
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本金西陣織の御朱印軸(納経軸)です。

今年の初旬、掛軸表装(西国三十三ヶ所霊場)のご相談で山口県下関市からご家族でお越しくださったご依頼主の満願軸が無事届きました。

巡礼・表装に対する想いが深く、メール・お電話でのやり取りも度々させて頂きようやく表装プランも決まりました。
ご依頼主とのこういったやり取りがとても楽しく毎回勉強になります。
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決して、製品としてのクオリティを大きく左右する部分では無いかもしれませんが、細部まで丁寧に仕上げることが僕の拘りです・・・いや、性分ですかね。
納得いくまでとことんやらないと気が済まないんです。
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八双金具の取り付け




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風袋の取り付け




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以前お世話になったご依頼主が、御詠歌で二度目の西国巡礼を終え、先日愛知県からごお越しくださいました。本来なら来春に満願を予定していたそうですが、ご時世もありペースを早めての満願になったことが少し残念と仰っていました。
それでも健康にそして無事に巡ることが出来て本当に良かったですね。
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この観音様と出会った時から、「松月堂さんへお願いする」と決めていたそうです。

11月22日にめでたく満願し、その足で和歌山県から表装のご依頼にご夫婦でお越しいただきました。
表装裂地の取り合わせもすんなり意見が一致する息の合ったご夫婦で、まさに『いい夫婦の日』でした。

僕の長い講釈にも耳を傾けてくださり、ありがとうございました。




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掛軸や額装・屏風に使用する表装裂地の防縮加工の一コマです。

裂地は全て異なる特徴があるので、一点一点確かめながら作業していきます。 
また、ただ作業するのではなく仕上がった際の裂地の表情をイメージすることで、より質の高い仕事になる様な気がします。



 

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2014年3月に松月堂から旅立った御朱印軸が、四国遍路を終えて戻ってきました。

ご夫婦の思い出が詰まった、足掛け6年の御朱印。 お遍路を重ねるにつれて、お軸への想いが強くなり、依頼する際には職人さんに直接お願いすると決めていたそうで、埼玉県からご来店いただきました。

「表装は全てお任せします。」と嬉しいお言葉までいただきました。

ここ数年、関東圏からお越しのご依頼主がとても増えており、 本当にありがたく思っております。




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横額装用の満願納経軸(御朱印軸)です。
 
一度目は、7年前に軸装のご依頼を頂き、二度目の今回は額装に仕立てます。
前回表装させて頂いた際の感動が二度目の巡礼のきっかけになったそうで、再度愛知県からお越し頂きました。本当に嬉しい、表具師冥利に付きます。

ご依頼主は僕と同年代で、とてもお若い方です。
若い層の方にも表装・巡礼の世界に興味を持って頂くことは僕の理想であり、使命であると思っています。




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今日はあいにくの雨。

そんな中、仕上がった掛軸と屏風のお引き取りに兵庫県からご来店いただきました。
出来栄えに喜んでいただき、ようやくホッとしました。

お足元の悪いところ本当にありがとうございました。
どうぞお気をつけてお帰りください。




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左から、坂東・西国・秩父です。
御詠歌で百観音を満願されたことは、とても貴重なことなのです。

この御朱印軸は、ご依頼主の想いの詰まった愛情溢れるもので、僕に会ってお願いしたいと茨城県からお車でお越しいただきました。

常用でずっと飾りたいというリクエストから、今回は三幅一対の額装にすることになりました。

ご依頼主の想いも込めて表装させていただきますね。DSC04729





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新婚の時にご夫婦で巡ったお揃いのご朱印軸です。

満願になられたのは40年も前のこと、その後仕事の都合で、関西⇒関東⇒海外⇒関東と転々としていたこともあり、表装するタイミングがなかったそうです。
幸いなことにご朱印軸の状態は良好で、40年一度も開いていないのが嘘のようでした。

今日までずっと気に掛けていたご朱印軸、若き日の思い出のご朱印軸、お願いするなら直接会いたいと神奈川県からお越しいただきました。

このご時世の中、ご来店下さる方が少しずつ増えてきましたが、まだまだ以前のように気軽な気持ちではないのが事実です。しかしながら、色んな事にご配慮くださるお気持ちはとても伝わります。

そんな皆様の思いやりがとても有り難く、心が温かくなります。




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本日、ご来店頂いたご依頼主のお遍路バッグです。
使い込まれたこのバッグには色んな思い出が詰まっています。

二度の歩き遍路と五度の自転車遍路を共にしているこのバッグは、正に同行二人。
そんなご依頼主のお遍路話は、とても興味深く勉強になることが沢山ありました。

ちなみに愛知県春日井市~松月堂(岐阜県関市)まで、自転車でお越しになられたのには驚きました。
約35㎞あったそうですが、四国八十八ヶ所霊場の約1,300㎞の道のりと比べれば、大したことではないと涼しい顔で話していたのがとても印象的でした。




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縮み工程を経た表装裂地にアイロン掛けしています。
ただシワを伸ばすだけの単純作業ではありません。 

表装裂地は、幾何学模様が細かく織られており、縮みを施した際に若干の歪みが出ます。
それをスチーム機能を上手く使いながら、柄をミリ単位で補正していくのです。
そうしてようやく裏打ちの準備が整います。




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松月堂で表装する掛軸は、一から十まで全て僕が1人で仕立てています。だから色んな工程を紹介することができます。
ちなみにこれは、マクリ(本紙)に縮みを掛けて干しているところです。1日掛けて何度も行います。
そして伸縮しないマクリへと仕上げていくのです。 これが良い掛軸にする為の第一歩です。



 

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三冊の御朱印帳は、西国三十三ヶ所を巡られたものです。
今回は、これを屏風に仕立てます。
ご期待ください。




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神社仏閣を巡られた御朱印帳です。
この御朱印帳をご依頼主の御指定サイズに合わせて額装へとお仕立てします。
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日本には、皆さんがご存知の有名な霊場の他に、各地方に根付いた小さな霊場が数多く存在します。
恵那三十三ヶ所観音霊場もその一つで、貴重なご朱印とされている一つです。
巡礼者やご朱印を求められることの少ないご寺院様からは、ご朱印(納経)が無くなり、お寺自体も無くなり、その霊場は消滅してしまうのです。そんな存続の危機を支えている一つに巡礼者がいるのです。

今は、当たり前に出来ていた参拝も控えてしまう時世になっておりますが、晴れて快く神社仏閣へ訪れる日が来るのをただただ願うばかりです。
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恵那三十三ヶ所観音霊場/掛軸表装
ご依頼主/岐阜県




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よーくご覧ください、、、
四国八十八ヶ所霊場ではなく、関東八十八ヶ所霊場の御影札です。

先日、はるばる茨城県からお越しくださったご依頼主の御影札で、これを屏風にお仕立てします。
掛軸にするか、額装にするか、巡礼の旅話を交えながら、色んなパターンを相談して導き出した時間は、僕にとって幸せなひと時でした。

完成までしばらくお待ちください。




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松月堂栗田表具店は、2020年に100周年を迎えました。
その感謝の意を込めて、期間限定でpilgrim Tシャツ&バッグを特別価格で販売いたします。
詳しくは、松月堂webから 『巡礼の輪』 をご覧ください。



白衣の代わりに白いTシャツを

PILGRIM(巡礼)
Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)

僕(四代目)がデザインしたTシャツです。

白を纏う(まとう)
白衣(びゃくえ)の代わりに

日本全国・全世界に巡礼の地がある
色んな思い・願いを胸に皆が巡礼する
だけど、いつもあなたの無事を願う人がいる

『 あなたの為に、無事に帰る 』

巡礼の輪(わ)が、皆に広がれ
そんな世の中は、きっと豊かである

巡礼の輪(わ)が、笑顔をつくる
あれっ、Tシャツの文字が笑顔(スマイルマーク)に見えてきた!

さぁ、あなたのPILGRIM(巡礼)を始めよう!




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これを掛軸に仕立てていきます。
ご期待ください!




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皆さん、役行者霊蹟札所をご存知ですか?
ちなみに『えんのぎょうじゃれいせきふだしょ』と読みます。恥ずかしながら、僕も数年前に知りました。

役行者霊蹟札所は、修験道の開祖とされる役小角(役行者)ゆかりの三十六寺の霊場巡礼であり、2001年(平成13年)の役行者1300年遠忌を機にして設立されたようで、通常の霊場巡礼と異なり、札所番号は定められていないそうです。

詳しくは、公式サイト ⇒ 役行者霊蹟札所会 をご覧ください。

※仕立ての構造上、アクリルガラスを入れた状態で撮影しています
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役行者霊蹟札所/額表装
ご依頼主/大阪府




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以前BLOGで投稿した日本百観音霊場・三幅一対の掛軸をようやく掲載することができました。
クリック ⇒ 『百観音と御詠歌と600kmと』
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特別に仕立てた三幅一対・収納桐箱
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日本百観音霊場/三幅一対/掛軸表装
ご依頼主/福島県




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2019年最後のお客様は、静岡県からご来店のご夫婦。

2020年からご朱印軸(納経軸)で百観音霊場を始められるそうで、その前に掛軸を仕立てる職人さんに会って、話して、心の準備をしたかったとご主人。
色々とお話をしていくと、ご主人は何をするにも拘るお方で大切なご朱印軸を誰に預けるか決めてからスタートしたいと仰っていました。

ご主人は、「あなたに会えて巡礼へのモチベーションがグッと上がりました」「これで安心して巡礼が始められます」

仕事納めの日にとても嬉しいお言葉をいただき、心はホクホクです。
表具師としてこんなに有難い締めくくりはございません。

次回お会いできることを楽しみにしています。
満願目指して、どうぞお気を付けていってらっしゃいませ。





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高野山奥の院の箱書きです。
百観音(西国・坂東・秩父)が揃うと迫力があります。

松月堂で代参も承っておりますが、いつも丁寧で細やかな配慮をしてくださり、心から安心してお願いしております。
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この作業は、掛軸の軸先を取り付けるために軸棒を削っている様子です。

昔(20年位前まで)は、機械ではなくノコギリ・出刃包丁をメインに数種類の道具で手作業のみで行っていました。
ちなみに僕は根っからの職人気質ですが、『手作業のみで』とか『伝統技法』に拘りはありません。それよりもっと先にある『良い物』ができるのであれば、手段は択ばないと思いながら日々仕事をしています。

表具師の様に伝統ある職というものは、『旨味のある歌い文句』に流されがちですが、その技法を発案した当時の職人は、おそらく伝統技法になると思っていたわけではなく、ただ『良い物』を作りたかったに過ぎないと思います。

だから僕は、良い仕事をする為であれば、文明の利器は惜しみなく使います。
その中で、どうしても手仕事ではないと不可能なものもあります。
手仕事とは、手作業ではなく手でしか成し得ない技術だと思っています。

現代を生きる職人として、『古典』と『新しい』を深く追及していくことが大切なのではないかといつも考えています。
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▲before(1ミリの段差を正確に削っています)
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▲after(軸先を取り付けた状態です)




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西国三十三ヶ所霊場の満願軸です。
このお軸は、花山院菩提寺さんのご住職が一点一点手書きで描いているのです。ご依頼主が花山院さんを訪れた際に一目惚れされたことがきっかけで、西国巡礼が始まりました。
広島県は尾道市からご来店されたご夫婦は、想像していたよりかなり若いご夫婦でしたので新鮮な驚きがありました。若い世代にも巡礼の楽しさが浸透していることをここ数年でとても実感しています。

この度、足掛け10年程で晴れて満願されたのですが、3年程前から満願になったらどこへ表装をお願いしようか悩んでおられたのは奥様で、某ご寺院にある当て紙で松月堂をお知りになり、奥様の直感で岐阜へ直接お願いしに行くことを決めていたそうです。
また、ご夫婦にとって西国の満願軸は、家宝となるものなので、どんな人に仕立てられるかが不安だったようで、「信頼できる人にお願いでき、本当に良かった」と仰っていただけました。

「あ~嬉しい、嬉しすぎる。」そのお言葉だけで、僕の職人パワーはフル充電されます。
奥様の直感に感謝申し上げます。

ご来店の方には、表装の世界・魅力を工房や掛軸をご覧いただきながら、できる限りのことを伝えたいという僕の悪い癖が出てしまうのですが、お二人とも熱心に耳を傾けてくださり、お軸を大切になさる気持ちもとても伝わりました。

お話しをしていくとご主人は、鋳物の職人さんだと分かり、僕の仕事への思いも通ずるものがあり職は違えど、多くを語らなくとも深いところで理解できている感覚になりました。職人あるあるですね。

余談にはなりますが、ご主人の父としての顔も垣間見ることができ、同じ父として凄く勉強になりました。
いつか必ず尾道へ遊びに行きます!
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四国八十八ヶ所霊場の満願軸です。
以前2012年11月に東京からお越し頂いたご依頼主が再来店されました。
松月堂は、2016年6月に店舗(工房)のリノベーション工事をしたこともあり、外観も内装も様変わりしたので、ご依頼主は当時の記憶とかなり違っていたので驚かれていました。
現在は、なるべく目立たないように地味で渋く、隠れ家の様なスタイルが工房のコンセプトです。
なので、皆さん素通りされがちです。迷われる方、ごめんなさい。

ご依頼主は、車中泊しながら巡礼や旅をするのがお好きな方で、今回も岐阜へ立ち寄る前に京都・奈良を巡礼され、宿泊はもちろんお車だったそうです。
旅と車中泊は何だかワクワクしますね。僕も若い頃は何度か車中泊したものです。

せっかく東京からご来店頂きましたので、新しくなった工房をご覧頂きながら表装の取り合わせをいたしました。
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お店のインターホンが鳴り、窓越しに車のナンバーを見ると『つくばナンバー』。
ん、、、えっ!茨城県!?

お出迎えしてびっくり、茨城県から突然のご来店で、「松月堂のホームページを見て気になっていたので寄ってみました」とご主人。
しかも、松月堂トップページに掲載の『事前のご来店予約』をご存じにも関わらず、アポなしでのご来店でした。ご主人は、「ふらっと寄って居たらご縁」と何とも粋なことを仰りました。

これまでにいくつもの霊場を巡られており、これから西国三十三ヶ所霊場を納経軸で始められるそうで、掛軸表装のことでご相談いただきました。また、関東八十八ヶ所霊場を満願されており、表装(仮)予約のご案内をすると早速、ご予約をいただきました。次回、ご来店の際に満願の納経軸(関東八十八ヶ所霊場)を持参されるとのことです。




【大切なお知らせ】 ⇐ クリック

表装(仮)予約とは、現在多くのご依頼を頂いており、表装納期は6ヶ月~となっておりますが、表装・修繕をご検討中の方におすすめしているサービスです。

いつでもキャンセルできる簡単なご予約で、詳しいご連絡先は必要なく、お名前(ご苗字)だけで大丈夫です。
メールかお電話でご連絡頂いた日付を仮予約とし、順番が来たら優先的に表装作業を進めていきます。

本当に簡単ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。




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西国三十三ヶ所霊場の満願軸です。
2018年10月にご来店され松月堂でお求めいただいた納経軸が、無事に満願になったということで再び愛知県からのご来店でした。
しかも有難いことに、数か月前からご来店(表装)予約もいただいており、職人の僕としては嬉しい限りです。

先日も申し上げたばかりですが、里帰りの納経軸は『おかえり』と言う親の気持ちになってしまいます。
西国旅のお話をしながら、少しずつ表装のイメージを膨らませ、観音様とご朱印にお衣装を着せるようにお見立てのご案内をするのが僕の掛軸表装の流儀です。
カタログではなく一点一点気持ちを込めて取り合わせていきます。

表装の取り合わせも一段落したタイミングでご主人が一言
「実は、二巡目を巡りたいので新しい納経軸が欲しいです。」
その気持ちは僕もよく分かります。
実際に二巡目や他の霊場をスタートされる方は多くいらっしゃいますので、『巡礼者あるある』です。
満願が近づくと嬉しさと同時にさみしさの感情が芽生えるのです。

二巡目の西国三十三ヶ所霊場は、御詠歌をいただくそうです。
「羨ましい、、、」僕も二巡目は御詠歌をいただくのが夢です。
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