カテゴリ: 色紙・短冊

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この度、月日荘さん・蓮衣さんの会期に合わせて、短冊掛けを表装させて頂きました。

いずれも白い掛軸ですが、麻・綿・絹など、布(裂地)によって同じ白でも素材感やテクスチャーが異なり味わい深い表情が見られます。

お好みの白いお軸で、短冊(作品)を愉しんでみてください。

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月日荘+蓮依
「短冊 白の萌し」
2023.9.2-10
於 北鎌倉ギャラリー蓮依

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作/久保田万太郎
書/
俳句(墨蹟)
形式/台表具(短冊掛軸)

『 夏の月いま上りたるばかりかな 』

夏の夜に浮かぶ月、少しでも涼を感じてもらえたらとイメージしながら表具しました。
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▲before ※表装前の短冊の状態です




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作/山口誓子
書/俳句
額/白木無垢材

『 炎天の遠き帆や わがこころの帆 』

海面にぼんやりと船の帆が見える印象で表具しています。
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もう一年以上前のことです。
月日荘さんで華雪さんの作品を求めた時、既に表具のイメージは湧いていました。

裂地は、墨色。
縦に交わる白い二本の細い筋。
軸先は、杉材に墨を塗布し木肌を残す。

自身の表具は後回しにしていた為、最近ようやく仕立てることができました。
魅力的な作品に出会うと、創造性が豊かになります。
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色紙の染み抜き(シミ抜き)事例です。
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一目惚れした神保さんの短冊。

美濃和紙の特性を活かし、小さなフォーマットに落とし込む創造性にやられてしまいました。

低濃度をテーマにつづまやかな短冊掛けに表具しました。

作品を引き立てる為、一点一点テーマを掲げることを大切にしています。
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色紙の染み抜きは、色紙を解体することが必須です。
表面から染みを部分的に抜くことは、リスクもあり仕上がりも良くありません。また、古い色紙から表面だけキレイに出来たとしても一時的なもので、古い色紙の悪影響が考えられます。簡単そうにみえますがすごく繊細で手間がかかる仕事です。

大まかな工程は以下の通りです。
①本紙(作品)の調査と撮影
②本紙表面の汚れ落とし
③本紙の剥落止め・滲み止め
④色紙の解体(本紙表面だけを薄く剥がします)
⑤本紙の染み抜き・修繕作業
⑥本紙の裏打ちと仮張り
⑦本紙を新しい色紙へと形成していきます
⑧仕上げに金で縁取りします

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染み抜き/色紙
ご依頼主:滋賀県




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松月堂オリジナルの色紙掛けです。
ネット上で販売されている既製品とは、一線を画しています。
一つ一つ丁寧に手仕事で仕立てています。
ご要望(デザイン・色味・サイズ・用途)に合わせて一点ものでお仕立てします。DSC09118
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松月堂オリジナルの色紙掛けです。
ネット上で販売されている既製品とは、一線を画しています。
一つ一つ丁寧に手仕事で仕立てています。
ご要望(デザイン・色味・サイズ・用途)に合わせて一点ものでお仕立てします。
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色紙の染み抜きは、色紙を解体することが必須です。
表面から染みを部分的に抜くことは、リスクもあり仕上がりも良くありません。また、古い色紙から表面だけキレイに出来たとしても一時的なもので、古い色紙の悪影響が考えられます。簡単そうにみえますがすごく繊細で手間がかかる仕事です。

大まかな工程は以下の通りです。
①本紙(作品)の調査と撮影
②本紙表面の汚れ落とし
③本紙の剥落止め・滲み止め
④色紙の解体(本紙表面だけを薄く剥がします)
⑤本紙の染み抜き・修繕作業
⑥本紙の裏打ちと仮張り
⑦本紙を新しい色紙へと形成していきます
⑧仕上げに金で縁取りします

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▲after




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松月堂オリジナルの色紙掛けです。
ネット上で販売されている既製品とは、一線を画しています。
ご依頼主のご要望(デザイン・色味・サイズ・用途)に合わせてお仕立てします。
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作家:斎藤茂吉
額縁:チーク材
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ご依頼主・長野県




色紙の染み抜きには色紙なりの手法がある、、、
高度な技術が必要ですが、逆算するような思考で修繕プランを立てればリスクなく
染み抜き処置を行うことができるのです。
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