カテゴリ:松月堂WORKS > 襖(ふすま)

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友人宅の襖の修繕と張替えをさせていただきました。色んな種類(質感、色味)の工芸和紙を組み合わせて仕立てています。
もともとご親族が住まわれていた古民家をリノベーションして、今は友人夫婦で住んでいます。
根尾の薄墨桜が近くにあり、とてもロケーションが良いところで、いつも向かう道中でどんどん心が浄化されていく感覚になります。

友人はパティシエで、現在は自宅の一角で『井上洋菓子研究所』という名で洋菓子屋さんを営まれています。
甘党の僕ら家族は、口をそろえて「ここのお菓子が一番おいしい」と言います。お世辞じゃないんです。本当に美味しいんです。食べてみれば分かります。笑顔の素敵なパティシエの人柄がより説得力を持たせています。是非ご賞味あれ。
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座敷、床の間、居間、寝室も張替えしましたが、プライベートな空間なので写真は玄関のみ。
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屏風も襖と調和するように同じ工芸和紙を使用して、修繕・張替えをしました。
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現在修繕中の某ご寺院様ご依頼の襖絵です。
写真は一枚(本)ですが、四本立の続き絵でサイズは、一枚巾:約三尺七寸五分(1136㎜)の大物です。
いわゆる二間半という規格サイズです。
劣悪な状態の襖絵ですが、修繕プランを幾通りも用意し、盤石の体制で臨んでいます。
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表具の中でも僕は、襖(ふすま)が一番好きかもしれない。
襖には、日本の文化・芸術・生活様式が凝縮されていて、襖の構造も素晴らしく作業工程も実に面白い。
ちなみにこの写真は障子ではなく、透かし襖(又は太鼓襖)と言われる歴とした襖です。

暗い部屋へ透かす柔らかな灯りが、なんとも優美。この灯りが嫌いだと言う日本人がいるなら会ってみたいものです。

襖は、灯りを通すことも臥すこともでき、部屋を間仕切りすることもでき、絵画を保存し鑑賞させることもでき、人の気配をほんのり伺うこともでき、そして扱う人の心(配慮)が試されるところが粋である。

本当の襖を知らない時代になって来ている、、
もっと多くの人に襖の持つ魅力を伝えたいっ、でも僕は焦っていない、、
こんな素晴らしいものが無くなるわけがないと言う確信があるからだ、、
そして僕が襖を守っていくからだ。




四国八十八ヶ所・納経帳を襖(ふすま)を利用して活かしたいっ!
そんな思いを選抜12枚の御朱印を用いて八十八を表現しました。
もちろん、襖の下地は既製品ではなく組子下地で本格的な特注襖下地です。
襖の上張りも上質な本鳥の子和紙で贅沢な仕様でお仕立てしています。
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本紙を筋廻しで化粧すると襖に品格がでます。
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