カテゴリ: 巡礼(軸装)

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四国八十八ヶ所霊場『 開創1200年記念 』の御影札です。

これを良好な掛軸にするには、少々の知識と技術が求められます。
この『 少々 』を習得するまでには、結構時間が掛かったものです。
そして、御影札一枚一枚に習得した成果を丁寧に注いでゆくのです。
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本紙(御影札×88枚)の良好な保存を考慮し、太巻き桐箱で収納することにしました。

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四国八十八ヶ所霊場・御影札・掛軸表装
ご依頼主・愛知県




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2府5県からなる『 西国薬師四十九霊場 』
西国三十三ヶ所霊場と同じように関西圏を巡ります。

この写真は、先週の日曜日に三重県津市から家族4人でお越しになられたご依頼主の満願納経軸です。
これを一番札所(奈良県:薬師寺)から順番に巡られたのですから凄い!
しかも小さなお子さんを二人連れて。
お姉ちゃんは、5才。弟くんは、3才。

分かります。何を言わなくてもお父さん・お母さんのご苦労は...(笑)
なぜなら僕も現在、息子4才・娘1才を連れて西国巡礼をしていますので...(笑)

でも、子供を連れて巡礼することって凄く大切なものを得ているような気がします。
お寺へ行くと、日本の文化(芸術や建築)・歴史や和の心得や作法も自然と身に付きます。
ダンスや英会話の得意な子供も素敵ですが、日本のことをよく知っている子供こそ未来に必要な人材になり得ると思います。

さて、今回も僕の表装談義に花が咲いたことは言うまでもありませんが、元気なお子さんがいたこともあり賑やかに表装のご案内をさせていただきました。最終的な表装裂地の決め手はお姉ちゃんで、女性らしいふんわりしたイメージの取り合わせになりました。

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三年掛けて満願になられたそうで、最後の四十九番札所は、比叡山延暦寺で締めくくりです。
、、、うんっ、どこかで聞いたような、、、
ちょうど1ヶ月ほど前にご来店いただいたご依頼主との奇跡的な共通点がっ!
実は、松月堂ではたまに信じられないようなエピソードをご依頼主が運んでくるのです。
松月堂には何かを引き寄せる不思議なパワーがあるのかもしれません。

ちなみに絹本に付いているシワは綺麗になりますので、ご安心を。




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シックでモダンな印象の墨彩観音、僕が好きな観音様の一つです。
GWという貴重な休暇の合間に東京からお車でお越しいただいたご依頼主の満願納経軸(ご朱印軸)です。
岐阜という立地にも関わらず、遠方から松月堂へ足を運んでいただけることは、本当にありがたいことです。だから僕は、いつも精一杯の感謝の気持ちを込めて一所懸命おもてなしをします。

三年の月日をかけて巡られたご依頼主は、神社仏閣がとてもお好きなようで、表装(掛軸)に対する想いも自然と伝わってきました。
それもあってか、表装(掛軸)の拘りや成り立ちなど、色々と話し過ぎてしまったことは言うまでもありません。にも関わらず、興味を持って熱心にお聞きくださり、『楽しかった』と仰っていただき嬉しい限りです。

改めまして、西国三十三ヶ所霊場・満願おめでとうございました!
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ご来店の際にお話できませんでしたが、番外に『比叡山延暦寺』でご朱印されていたんですね。
幼少の頃に行ったきりなので、是非丸一日かけてじっくり参拝したいお寺さんの一つです。




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本金仏表装は、贅の限りを尽くした仕様の掛軸です。
本金の色味は、ギラギラしていないので豪華さの中に『品』があります。
ゆえに、表具師の僕でもその見栄えに毎度うっとりしてしまいます、、

さて、ここからが本題ですが、みなさんにとって『良い掛軸』とは何だと思いますか、、、
上質な材料・素材を使用した高価な掛軸のことでしょうか、
とにかく安価で、納期の早い掛軸のことでしょうか、
カタログ見本のイメージ通りの掛軸のことでしょうか、

僕にはどれもピンと来ないですね。
では、『良い掛軸』とは何かと言うと、並の材料でも高価な材料でも、然るべき技術で、扱う人(ご依頼主)のこと想い、丁寧に仕立てたものこそが『良い掛軸』なのです。
だから、僕が仕立てる掛軸はすべて『良い掛軸』なのです。

おそらく物を大事にする方なら、伝わると思います。
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表装裂地:豪華本金・特上正絹(西陣織)
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表装形式:真の真(最も格式のある仏表装)
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軸先&八双:本金鍍金・高級透かし金軸
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加州塗り・高級二重【上】桐箱
高野山奥の院・箱書き
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四国八十八ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




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本日、四国八十八ヶ所霊場の満願お軸を持って三重県志摩市からお客様がお越しくださいました。
6年前にも『京都十三仏霊場』をお仕立てさせていただいたので、今回は2度目のご依頼です。
前回同様、お二組で仲良く一緒に4年の歳月をかけて巡られたそうで、思い出話に花が咲きました!
お遍路中盤で、『四国別格二十霊場』を知りそれも巡ったので、108ヶ寺達成という大変貴重な巡礼になったと話しておられました。

今朝ほどの岐阜県関市は雨模様でしたが、お客様がご来店されるタイミングで雨も上がり4日ぶりに太陽が!お客様との再会が春の陽射しで晴れやかになりました。




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本日お越しのご依頼主の『西国三十三ヶ所・満願・納経軸』です。

10数年前にホームページを開設してから全国のお客様と深く繋がれるようになっています。これは僕にとってすごく自信になり、また表具師として使命感や責任感というものを強く意識するようになりました。
だから地元のお客様からも変わらずご愛顧いただけることも本当に嬉しいです!
最近では、地元なのにホームページを見て「初めて知った」とお越しいただくことも多々あります。
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憧れの御詠歌。
先日、愛知県からお越しのご依頼主の満願お軸(納経軸)です。
通常のご朱印と比べると柔らかい表情が特徴で、二度目以降の西国巡礼をされる方に多く見られます。
僕も二度目は、御詠歌で巡りたいです。未だ、一巡目ですが、、、
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五年前に松月堂で納経軸をお求めになられたお客様が、愛知県からご来店されました。
満願の百観音が2幅!凄いっ!そして、羨ましい!
仲の良さがとても伝わる母娘で、『楽しみながら巡礼されたんだろうなぁ』というのが伺えます。お母様と娘様と談笑しながらの表装のご案内は、終始和やかな時間でした。やっぱり、直接お話し出来ることは貴重なことですね。
改めまして、百観音霊場・満願おめでとうございました!




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昨日、三重県からお越しいただいたご依頼主のご朱印軸(納経軸)×2幅です。
第三十三番・華厳寺さまにて満願(結願)になられた後、松月堂へ立ち寄ってくださいました。
松月堂のWebを何度もご覧いただいていたようで、嬉しい限りです!
満願までの月日は10年掛かったそうで、そんな貴重なご朱印軸とご依頼主に出会えるのは、本当にありがたいことです。
昨日(平成29年10月11日)は、「大安ですね」と伺うとご依頼主はご存知なかったようで、感激されていました!『持ってますね~』凄く素敵な日になって良かったです。

改めまして、西国三十三ヶ所霊場・満願おめでとうございました。




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『百観音の奇跡』

百観音霊場に限ったことではないのですが、やっぱり百観音霊場のパワーは凄い!
百ヶ寺を超えるご朱印を目の当たりにすると、それだけでご利益をいただいているような気がしてしまいます。
東日本~西日本に渡って霊場(西国・坂東・秩父)を巡ることはとても大変なことで、それを満願し無事に終えられたことは実は、ものすごく貴重なことなのです。

もともと巡礼とは、険しい道のりや様々な困難を乗り越えて『自分や誰かのために』命がけで巡ることなのです。死ぬ覚悟で臨むから白衣を纏う(まとう)のです。

現代では色々と便利になってしまった為、少々大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、
僕は、巡礼を無事に満願出来ることは、とても幸運なことであり奇跡だと思っています。

全国に様々な霊場がある奇跡
それを守る人がいる奇跡
巡礼を知った奇跡
巡礼を始めようと思った奇跡
自分や誰かの為にと思った奇跡
参拝をしてご朱印をいただいた奇跡
大切な人が達成できなかった巡礼を継承した奇跡
無事に満願成就できた奇跡
そして、僕の所へ依頼してくださった奇跡

奇跡の賜物なのです。
巡礼にはそれぞれの奇跡のドラマがあるのです。

だから、その奇跡を背負い受け止める表具師の仕事は、とても重大なのです。
僕の仕事はそういう仕事なのです。

世の中の何人の表具師さんが、それを理解しているだろうか、、、
時々違和感を感じます、、、
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本金特上正絹(西陣織)使用
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表装形式:真の真(最も格式のある仏表装)
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本金鍍金・高級透かし八双金具
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本金鍍金・高級透かし金軸
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加州塗り・高級二重桐箱
高野山奥の院・箱書き

日本百観音霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




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秩父三十四ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・埼玉県

お値打ちな略式仏表装もご好評いただいております。
略式とは言っても、掛軸の精度は高品質です。
もちろん全て手仕事で、手間と時間を掛けています。




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掛軸は、表具の色味によって大きく印象を変えることができます。
故に、本紙(ご朱印軸)と表具のバランスを気をつけないと、残念な掛軸になってしまいます。
ご依頼主の好みと僕のスパイスで本紙に相応しい、表具の取り合わせをすることが一番の理想です。
だから、表装カタログ通りの掛軸は、機械的に見えてしまいがちです、、、
今回の掛軸は、ご依頼主の奥様の好みと表具のバランスがとても合った、品の良い仕立てになりました。
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朱印帳(納経帳)を掛軸にするには、掛軸の構造を深く理解し、和紙の厚み・柔らかさ・特徴を正確に捉える手先の感覚が大切です。それが、仕上りの良し悪しに直結します。
通常の朱印帳(納経帳)は、厚みのある和紙ですので、そのままでは良い掛軸にはなりません。
なぜなら、掛軸は、薄くて・丈夫で・しなやかが基本なので、朱印帳の和紙の厚みは具合が悪いのです。
※もちろん各々の朱印帳により、サイズ・料紙の素材も異なります

松月堂独自の技法で、そのハンディキャップをなくし、良品な掛軸へと仕上げていくのです。
その時に手先が覚えたあらゆるデータ解析がものを言います。
※正直なところ、そこまで細かいことを考えている表具師さんは、いないんじゃないかと思うくらい拘っています
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坂東三十三ヶ所霊場・御朱印帳・掛軸表装
ご依頼主・京都府京都市




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年に数回、保存管理を兼ねて鑑賞しています。
掛軸は、掛けっ放しも仕舞いっ放しも良くありません。
定期的に掛軸も桐箱もリフレッシュ(空気の入れ替え)してあげることが大切です。
ほんの少しの手間を掛けてあげるだけで、掛軸は良好な状態を長く保つことができるのです。
掛軸を見ながら当時の思い出に浸るのも乙なものです。
車遍路7泊8日旅、今でもよく思い出します、、

ちなみに僕の掛軸は、12年経っても優美でしなやかです。
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四国八十八ヶ所霊場は、絶対にもう一度巡りたいっ!




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手前味噌ですが、松月堂の本金表装(掛軸)は品が良い。
ただ豪華で派手でコテコテしないように計算しているからです。
品良く洗練された掛軸は頭の先から足の先まで美しい。
自分で仕立てながら、うっとりしてしまう程です。

もちろん、見た目だけでなく作業工程・材料・品質にもとことん拘っています。
細部まで一切妥協は許しません。
※これは全ての表具に共通します。
だから、仕上がりも優美でしなやかなのです。

ちなみに私は、表具オタクでもある、、 
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真言宗十八本山・掛軸表装
ご依頼主・東京都小平市




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何とも迫力のある巾広の百観音(納経軸)、、
満願の納経軸へ心から敬意を称します。
※ちなみに百観音霊場を満願することは私の将来の夢です。

さて、松月堂のご依頼主は皆さん同様にして、巡礼・表装にとても熱心な方ばかりです。
今回のご依頼主も何度もお電話を重ね、ご依頼をいただきました。
私の表具師(職人)魂をご理解いただけるご依頼主に出会えることは本当にありがたいことです。

よしっ、今回も愛情込めて表装させていただきます! 
乞うご期待、、、




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