カテゴリ: 特殊事例

DSC00332
昔ながらの日本建築では、しばしばお目に掛かることのあった衝立のご依頼です。衝立は、美術要素と共に目隠しや間仕切りとして数百年前から重宝されてきました。松月堂でも年に数点しかお仕立てしなくなりましたが、こうして見ると普通に格好いいフォルムだなと見とれてしまいます。ちなみにお寺様では今でもよく見かけますね。

これを現代の生活スタイルに上手く生かせそうだなと少し思っています。




DSC00967
四国遍路には番外札所として、別格二十霊場があり各お寺様で『珠』を頂けます。
それを20個集め、親玉(弘法大師)を合わせて念珠(数珠)に仕立てることができるのです。大粒サイズの『珠』なのでボリュームがあり重厚な念珠になります。
DSC00149
DSC00966
DSC00969
DSC00970
DSC00971
DSC00963
DSC00964




DSC01247
元々は、狭い茶室の空間で着物や帯が土壁に当たった際に、衣服・土壁を傷つけないようにするために設えたことがきっかけで、いつしか然るべき和室には、腰張りをすることがステータスになっていったように思います。
今では、和室のデザインとしても一目を置かれています。和室に腰張りがしてあると単純に格好良いと見とれてしまいます。

ちなみに腰張りは、表具師にしか出来ない仕事だと自負しています。
和紙、刷毛、ヘラと材料・道具はシンプルですが、土壁の具合と季節に合わせ、糊の濃度を調節しなければなりません。もちろん、張る和紙の寸法にも黄金比があり、それをもとに和室に適切な寸法で和紙を裁断し正確に張っていくのです。

『貼る』ではなく『張る』なのです。これは表具師特有の感覚です。




DSC08207
歌川広重の東海道五十三次を絵巻(巻子)で巡る。
しかも、原寸大で。
こんなワクワクする発想からプロジェクトが始まりました。

※このプロジェクトは、トッパン・フォームズ株式会社株式会社イーアートが発信元です。松月堂は、絵巻の巻子表装部門を担当させていただきました。

みなさん、原寸大で複製することがどれほどの大きな価値があり、意義があり、そして信頼関係(トッパン・フォームズ㈱、㈱イーアートとボストン美術館)の構築の証であるかは、以下をご覧ください。歴史的なことなのです。
クリック → http://www.toppan-f.co.jp/news/2018/0301.html

数年の歳月を経て、最新鋭のデジタル印刷技術を駆使し、何度も色彩校正のチェックをし、原画を忠実に再現されている55枚の作品は、表具師の僕が見ても圧巻です。
特に、歌川広重独特の青(blue)は、非常に鮮やかで思わず引き込まれてしまいます。

「東海道五十三次」の旅を絵巻(巻子)で、是非どうぞ!

YouTubeにて、メイキング映像公開中です!※配信元は、トッパン・フォームズ株式会社です
ショートVer. → https://www.youtube.com/watch?v=UmCxenvszkc
ロングVer. → https://www.youtube.com/watch?v=ky4fwnU7bzg&t=8s

企画制作
トッパン・フォームズ株式会社
〒105-8311 東京都港区東新橋1-7-3
03-6253-9273
       
発行者
株式会社イーアート
〒104-0053 東京都中央区晴海1丁目8-5-1906
03-3532-7473
mail:hayano@e-art.ne.jp
DSC08222
DSC08223
DSC08228
DSC08226
表紙の見返しは、松月堂オリジナルの金砂子紙と金箔筋仕上げ
DSC08227
軸先は、高級な本紫檀
DSC08229DSC08215
上下巻セットの二巻一対です
DSC08211
桐箱にも拘っています
DSC08216
上蓋の縁は、重厚感のある面取り仕上げ
DSC08219
DSC08217
寸分の狂いも無い精巧な作りの印籠蓋仕様です。
使い始めは、開けづらいですが精度の高い証拠で、密閉性も抜群です。
質の高い桐箱は、大事な作品を守るために重要な役割を果たします。
DSC08233
付属品はとても豪華で、非常に分かり易い解説書付き、日本語と英語(English)の両方で解説しています。
この解説書だけで商品になるくらいのボリューム感です。必読です!
DSC08234
DSC08235
DSC08242
DSC08240
DSC08236
DSC08237
DSC08238
DSC08239




DSC02146
鑑真和上の苦難の旅を描いた『東征伝絵巻・五巻』の複製です。
唐招提寺様へ奉納する為の貴重な品です。
最新のデジタル技術を駆使して複製印刷された絵巻は、とても精度の高い仕上がりとなっており圧倒されました。
松月堂は、複製印刷された原本を巻子に表装する工程を担当させていただきました。
クライアントと何度も打ち合わせを重ねながらの製作(表装)となりましたが、細部までとことん拘った巻子を仕立てることができました。
DSC02111
桐箱も柾目の美しい高級仕様です。
DSC02147
巻子の表紙は、2パターン製作しました。
DSC02148
奉納式の写真
唐招提寺にて、実際に奉納されている場面です。
昨年の案件なのですが、なかなかBlogで紹介するタイミングがなくてかなり遅くなってしまいました。




今回の過去帳の形態は、いわゆる和綴じです。
状態は、破れ・欠損・虫食い・経年汚れ・経年劣化・etc...
果たしてこんな状態のものは治るのか?
それこそ、どこへお願いすればよいのか?皆無なんじゃないでしょうか!?

私にお任せあれ!そんな悩みをガッテン解決!
2014_02030033
▲修繕前
2014_03240001
▲修繕後




2014_02030037
▲修繕前
2014_03240006
▲修繕後




2014_02030038
▲修繕前
2014_03240007
▲修繕後




2014_02030040
▲修繕前
2014_03240009
▲修繕後




2014_02030034
▲修繕前
2014_03240002
▲修繕後




2014_02030036
▲修繕前
2014_03240004
▲修繕後




2014_03240014
2014_03240015
 ご依頼品の保護・保存の為に帙(和綴じ)ケースを特注で製作しました。




↑このページのトップヘ