カテゴリ:松月堂WORKS > 巻子(巻物)

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歌川広重の東海道五十三次を絵巻(巻子)で巡る。
しかも、原寸大で。
こんなワクワクする発想からプロジェクトが始まりました。

※このプロジェクトは、トッパン・フォームズ株式会社株式会社イーアートが発信元です。松月堂は、絵巻の巻子表装部門を担当させていただきました。

みなさん、原寸大で複製することがどれほどの大きな価値があり、意義があり、そして信頼関係(トッパン・フォームズ㈱、㈱イーアートとボストン美術館)の構築の証であるかは、以下をご覧ください。歴史的なことなのです。
クリック → http://www.toppan-f.co.jp/news/2018/0301.html

数年の歳月を経て、最新鋭のデジタル印刷技術を駆使し、何度も色彩校正のチェックをし、原画を忠実に再現されている55枚の作品は、表具師の僕が見ても圧巻です。
特に、歌川広重独特の青(blue)は、非常に鮮やかで思わず引き込まれてしまいます。

「東海道五十三次」の旅を絵巻(巻子)で、是非どうぞ!

YouTubeにて、メイキング映像公開中です!※配信元は、トッパン・フォームズ株式会社です
ショートVer. → https://www.youtube.com/watch?v=UmCxenvszkc
ロングVer. → https://www.youtube.com/watch?v=ky4fwnU7bzg&t=8s

企画制作
トッパン・フォームズ株式会社
〒105-8311 東京都港区東新橋1-7-3
03-6253-9273
       
発行者
株式会社イーアート
〒104-0053 東京都中央区晴海1丁目8-5-1906
03-3532-7473
mail:hayano@e-art.ne.jp
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表紙の見返しは、松月堂オリジナルの金砂子紙と金箔筋仕上げ
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軸先は、高級な本紫檀
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上下巻セットの二巻一対です
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桐箱にも拘っています
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上蓋の縁は、重厚感のある面取り仕上げ
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寸分の狂いも無い精巧な作りの印籠蓋仕様です。
使い始めは、開けづらいですが精度の高い証拠で、密閉性も抜群です。
質の高い桐箱は、大事な作品を守るために重要な役割を果たします。
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付属品はとても豪華で、非常に分かり易い解説書付き、日本語と英語(English)の両方で解説しています。
この解説書だけで商品になるくらいのボリューム感です。必読です!
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巻子(巻物)ではあるけれど、掛軸の様に扱いたい。
それが、ご依頼主のご要望です。
巻子・掛軸の『いいとこ取り』で仕立てました。
だから、製品としても両側面の細やかな工夫が詰まっています。
単に巻物風の掛軸とは一線を画しています。
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巻子(巻物)の表紙に使用する、金砂子紙を製作します。
手間も時間も掛かり面倒なので、近年では加工された既製品を使用する職人さんが殆どですが、何でも拘ることがモットーの僕は、自分オリジナルが好きです!
この作業は繊細な極薄の金箔を扱うため、呼吸を整えるトレーニングにもなります。
もちろん、使用する金箔は純金(本金)なので、輝きは永遠です。




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鑑真和上の苦難の旅を描いた『東征伝絵巻・五巻』の複製です。
唐招提寺様へ奉納する為の貴重な品です。
最新のデジタル技術を駆使して複製印刷された絵巻は、とても精度の高い仕上がりとなっており圧倒されました。
松月堂は、複製印刷された原本を巻子に表装する工程を担当させていただきました。
クライアントと何度も打ち合わせを重ねながらの製作(表装)となりましたが、細部までとことん拘った巻子を仕立てることができました。
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桐箱も柾目の美しい高級仕様です。
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巻子の表紙は、2パターン製作しました。
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奉納式の写真
唐招提寺にて、実際に奉納されている場面です。
昨年の案件なのですが、なかなかBlogで紹介するタイミングがなくてかなり遅くなってしまいました。




松月堂で仕立てる巻子(巻物)はひと味違う。
見栄え、使い心地、耐久性、、、
細部までとことん拘っているのです。
詳しくは、四代目まで!
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ご覧の通り、大小様々なご朱印で、紙質・厚みも異なる中々のツワモノです、、
保管重視でかつ、鑑賞もできる媒体といえば、巻子(巻物)です。
ご依頼主の並々ならぬ情熱と苦労の末の貴重な新秩父三十四ヶ所なので、
そんな想いに応えるように表装しました!
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巻子は、掛軸より若干丈夫に仕立てるのが肝です。




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上の写真は、まだ表装されていない状態の家系図です。
決して良好な現状とは言えません、、、
家系図はご依頼主の過去と未来を繋ぐ貴重な資料です。
言わば、家族のリレーなのです。
任せてくださいっ、私がその襷(たすき)となりましょう!
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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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巻子(巻物)は掛軸に比べ、取り扱い・保管状況が悪いことが多い為、状態が甚だしい場合がしばしばございます。シワ・折れ・破れ、虫喰い、欠損、巻グセ、、、

掛軸とは用途が似て非なるもの、巻子には巻子の修繕プランが必要なのです。
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▲修繕前
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 ▲修繕後




ご依頼品の中には、
予算の都合により部分的に修繕し状態を改善させることもしばしばございます。

でも、部分的修理とはいえ安易な修繕はいたしません。
ご依頼品の状態を十分把握したうえでのしかるべき処置を行います。
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▲修繕前
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▲修繕後

巻物の表紙部分の修繕です

但し、状態によって部分修理をおすすめできないものもございます。




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