カテゴリ: 巡礼(額装・屏風)

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以前にもご紹介した、神社仏閣巡りをBLOGに綴られているご依頼主から再び額装の依頼をいただきました。
本当に素晴らしいBLOGで何度でも皆さんにご紹介したくなるくらいのクオリティです。
是非旅のお供にどうぞ!
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秩父三十四ヶ所霊場・額表装
ご依頼主:東京都




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坂東三十三ヶ所霊場の額装です。
額装にするまでには、幾多の工程がありそれを逆算するように仕立てていきます。
下の写真(ご朱印帳)を解体し、一枚一枚サイズを正確に整え(裁断)・裏打ちを施し、それを継ぎ合わせ一枚物にするのです。
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坂東三十三ヶ所霊場・ご朱印帳・額表装
ご依頼主:東京都




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軸装の百観音霊場は、しばしばご依頼がありますが額装は稀にご依頼いただくものなので、とても貴重です。その貴重なご朱印に触れお仕事させていただけることは、職人としてこの上ない喜びです。
白衣(びゃくえ)の観音様に似合うように、清楚なイメージの表装裂地(正絹・西陣織)でお仕立てしました。
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百観音霊場・額表装
ご依頼主:神奈川県




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88枚のお札を一枚一枚裏打ちを施し、それを継ぎ合わせて大きな一枚ものにしています。
時間も手間も掛かりますが、この地味な職人作業が好きなんです。
プチお遍路をしているようで、懐かしい気持ちになります。
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御影札(作品)を保護するためにアクリルガラスをはめています。
アクリルガラスは、ガラスと違い軽くて安全です。

四国八十八ヶ所霊場・御影札額装
ご依頼主・岡山県




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巾:1720㎜ × 高さ800㎜の特大サイズの額装です。
西国(33枚)・坂東(33枚)・秩父(34枚)合計100枚ちょうど!
とても豪華で、迫力のある百観音額装に仕立てた自分も圧倒されてしまうほどです。
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西国・坂東・秩父のお札(御影札)は、1枚として同じサイズはなく全てバラバラで、紙質(厚み・クセ)もそれぞれ異なり、個性があります。先ずは、お札100枚を一つにまとめるにはどうしたら良いか、ゼロから考えるところからのスタートでした。1を10にすることよりも0(ゼロ)を1にする作業は、本当に難しいものでした。
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お札1枚1枚に裏打ちを施し、矩(直角)を取りながら正確に裁断します。
※紙質によって裏打ち紙も変えています
そして、1枚1枚継いで100枚を1枚の本紙に形成していくのです。
この作業を終えて、ようやく表装へ取り掛かることができます。
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日本百観音霊場・御影札・額装
ご依頼主・埼玉県




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表具は、本紙(作品)の引き立て役であること。
それは、巡礼表装でも同じことです。
だからカタログ通りの表装では、本紙に申し訳ない、、

ご朱印・観音様とご依頼主の好みをブレンドし、表現することが表具師の務めです。
『いい仕事をします』の技術的な部分は当然のことで、それ以外に職人としてどれだけご依頼主にご満足いただけるかが、とても重要なのです。
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観音様のお衣装の色味に合わせて、大縁・小縁(マット部)と額縁を選定します。
そうすることで、相性の良い表具になり、自然と品が出てきます。

最初から決まりきった表具では、アンバランスで無理やり服を着させられた残念な額装になってしまいます。
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うん、カッコイイ表具です。

西国三十三ヶ所霊場・額装
ご依頼主・三重県




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1.中央に七福神宝船があること
2.バランスよくご朱印が並んでいること
3.安っぽい仕上げではなく品格があること
4.予算内であること
以上、ご依頼主からのご要望です。

何度もお電話・メールを重ね、ご満足のいただける作品が出来上がりました。
松月堂の信念は、一点一点オリジナルに拘り、作品へ愛情を注ぐことです。
その思いが伝わった時は、身体に電気が走るような嬉しさがあります!
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88枚の御影札(お札)、カラー御影(大師様)、御宝号(南無大師遍照金剛)全てに下処理をし丁寧に一枚一枚裏打ちを施しています。また、この90枚の本紙は一枚一枚個性があり、紙の素材・厚みも異なります。だから同じ下処理・裏打ちをしても良い仕上がりになりません。

『やる限りは完璧に』

これが僕のモットーなので、手間と時間が掛かっても90枚全てを同じ条件に仕上げるようにしています。そうなってくると、自ずと屏風下地の精度・屏風の縁取り(化粧)仕上げ・屏風縁の仕上げも同じように拘ってしまいます。

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美しい筋廻し仕上げを施しています
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チリ落とし仕上げ部分の柄を合わせています。これは表具師の技の一つです
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良い屏風は、あらゆる個所の角(隅)がとても美しい

【表装仕様】
 ●下地:(白)杉材組子下地(和紙重ね張り本格下地)
 ※粗悪なべニア下地やボール紙下地ではございません
 ●屏風縁:加州塗り・黒艶消し(無双仕上げ)
 ※表面に釘を見せない仕立て
 ●蝶番:手漉き和紙蝶番(純楮紙)
 ●縁取り:表装裂地・正絹西陣織
 ●表面:本鳥の子和紙:無地
 ●裏面:高級シルケット:紺色




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ちょっと大きめの納経帳(ご朱印帳)巾:18㎝×高さ:25㎝程度。
屏風にすると、迫力のある作品に仕上がります、、
そして、なぜかモダンな印象も、、
これにはちょっとしたテクニックがあるのです。

通常、仏表装や仏具という類いは、重厚感を保たせることが多く、特に屏風はそうなりがち。
一枚一枚のご朱印が大きく数が多いので、重厚な装飾は、クドく見えてしまいます。 
黒塗り艶消しの屏風縁に、あっさりめの工芸和紙、それを幾何学的に配列する単純さが、いつの間にかお洒落でモダンさを演出してくれるのです。

また、ご朱印には全て金茶の筋廻しを施しています。
そうすることで、ほんのり品格が増します。

表装は、時に数学なのです!
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四国八十八ヶ所霊場・御影札・屏風




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四国八十八ヶ所霊場・西国三十三ヶ所霊場・屏風




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四国八十八ヶ所霊場・御影札・屏風




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西国三十三ヶ所霊場・カラー御影札・屏風



 

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