カテゴリ: 巡礼(額装)
完全別注の納経帳(西国三十三ヶ所霊場)
WORKS vol.286(関東三十六不動尊霊場・額装)
WORKS vol.285(西国三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.269(四国八十八ヶ所霊場・額装・御影札)
WORKS vol.260(太宰府天満宮・額装・ご朱印帳)
WORKS Vol.257(太宰府天満宮・額装・ご朱印帳)
西国観音曼荼羅(番外編)
WORKS vol.249 西国観音曼荼羅・額装

「松月堂さんに特注で仕立てて欲しい」
と、遠方にもかかわらずご依頼時・お引取りのいずれも大阪府からお越しくださったご依頼主。
西国観音曼荼羅・額装を掲げるスペースに制限がある中で、ご依頼主がイメージする表具(取り合わせ)にしたいという熱い想いを表具師として出来る限りお答えさせていただきました。
図面もゼロから製作し、デザイン・ディテールも全てオリジナルです。
最も私にとって、特注(オーダー表具)は表具師の基本だと思っております。
思考することは、職人の喜びでもあるのです。
お引き渡し時に、ご依頼主に満足していただけ感無量でした。
改めて御礼申し上げます。
お世話になりました。

墨書きがない!?
そう思われる方もいらっしゃると思います。
御朱印に詳しい方からの受け売りですので定かではありませんが、『御朱印』は朱色の印肉( 朱肉 )を用いて押印した印章のことであり、本来は写真の様に判(朱肉)のみで完結するものだそうです。
梵字や御詠歌も良いですが、シンプルで美しい印象が伝わる朱肉のみも私は好きです。
















西国三十三ヶ所霊場/額表装/西国観音曼荼羅
ご依頼主/大阪府
WORKS vol.239(坂東三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.238(西国三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.224(西国三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.221(西国三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.220(秩父三十四ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.219(坂東三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS vol.218(西国三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.211(水鏡天満宮・額装・ご朱印帳)
WORKS Vol.203(関東三十六不動尊霊場・額装)
WORKS Vol.194(神社仏閣・額装・御朱印帳)
WORKS Vol.193(坂東三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.179(秩父三十四ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.162(西国三十三ヶ所霊場・額装・御詠歌)
WORKS Vol.161(関東三十三観音霊場・額装)
WORKS Vol.158(四国三十六不動霊場・額装)
WORKS Vol.134(関東八十八ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.133(北関東三十六不動尊霊場・額装)
WORKS Vol.120(坂東三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.116(四国八十八ヶ所霊場・額装・御影札)
WORKS Vol.113(役行者霊蹟札所・額装)

皆さん、役行者霊蹟札所をご存知ですか?
ちなみに『えんのぎょうじゃれいせきふだしょ』と読みます。恥ずかしながら、僕も数年前に知りました。
役行者霊蹟札所は、修験道の開祖とされる役小角(役行者)ゆかりの三十六寺の霊場巡礼であり、2001年(平成13年)の役行者1300年遠忌を機にして設立されたようで、通常の霊場巡礼と異なり、札所番号は定められていないそうです。
詳しくは、公式サイト ⇒ 役行者霊蹟札所会 をご覧ください。
※仕立ての構造上、アクリルガラスを入れた状態で撮影しています










役行者霊蹟札所/額表装
ご依頼主/大阪府
WORKS Vol.98(秩父三十四ヶ所霊場・額装)

以前にもご紹介した、神社仏閣巡りをBLOGに綴られているご依頼主から再び額装の依頼をいただきました。
本当に素晴らしいBLOGで何度でも皆さんにご紹介したくなるくらいのクオリティです。
是非旅のお供にどうぞ!
【おすすめBLOG】クリック ⇒ http://xxion504kanda.jp/









秩父三十四ヶ所霊場・額表装
ご依頼主:東京都
WORKS Vol.91(秩父三十四ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.90(西国三十三ヶ所霊場・額装)
坂東三十三ヶ所霊場・額表装
坂東三十三ヶ所霊場の額装です。
額装にするまでには、幾多の工程がありそれを逆算するように仕立てていきます。
下の写真(ご朱印帳)を解体し、一枚一枚サイズを正確に整え(裁断)・裏打ちを施し、それを継ぎ合わせ一枚物にするのです。
坂東三十三ヶ所霊場・ご朱印帳・額表装
ご依頼主:東京都
日本百観音霊場・額表装
四国八十八ヶ所霊場・御影札額装
WORKS Vol.78(坂東三十三ヶ所霊場・額装)
WORKS Vol.60
四国八十八ヶ所霊場・特上額装
日本百観音霊場・御影札・額装

巾:1720㎜ × 高さ800㎜の特大サイズの額装です。
西国(33枚)・坂東(33枚)・秩父(34枚)合計100枚ちょうど!
とても豪華で、迫力のある百観音額装に仕立てた自分も圧倒されてしまうほどです。


西国・坂東・秩父のお札(御影札)は、1枚として同じサイズはなく全てバラバラで、紙質(厚み・クセ)もそれぞれ異なり、個性があります。先ずは、お札100枚を一つにまとめるにはどうしたら良いか、ゼロから考えるところからのスタートでした。1を10にすることよりも0(ゼロ)を1にする作業は、本当に難しいものでした。

お札1枚1枚に裏打ちを施し、矩(直角)を取りながら正確に裁断します。
※紙質によって裏打ち紙も変えています
そして、1枚1枚継いで100枚を1枚の本紙に形成していくのです。
この作業を終えて、ようやく表装へ取り掛かることができます。






日本百観音霊場・御影札・額装
ご依頼主・埼玉県
本紙と表具と相性と

表具は、本紙(作品)の引き立て役であること。
それは、巡礼表装でも同じことです。
だからカタログ通りの表装では、本紙に申し訳ない、、
ご朱印・観音様とご依頼主の好みをブレンドし、表現することが表具師の務めです。
『いい仕事をします』の技術的な部分は当然のことで、それ以外に職人としてどれだけご依頼主にご満足いただけるかが、とても重要なのです。


観音様のお衣装の色味に合わせて、大縁・小縁(マット部)と額縁を選定します。
そうすることで、相性の良い表具になり、自然と品が出てきます。
最初から決まりきった表具では、アンバランスで無理やり服を着させられた残念な額装になってしまいます。




うん、カッコイイ表具です。
西国三十三ヶ所霊場・額装
ご依頼主・三重県