カテゴリ: 軸装(掛軸)

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マクリ(本紙のみ)の状態のお不動さん。
新調のご依頼ではあるけれど、シワ・折れ・破れ・欠損部あり、本紙は薄く儚く、、、しかも下紙にしてあった和紙が顔料でこびり付いて簡単には剥がせない状況でした。
先ずは、修繕と同じように本紙を隅から隅まで状態をチェックし、裏打ちを的確に行うためのプランを用意してから作業へ臨みました。

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下紙の和紙が、顔料によってこびり付いている状態
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多数のシワ・折れがあります
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お不動さんの朱色に合わせて朱塗りの軸先を使用しました
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ご依頼主:某ご寺院様




カビ染み、虫食いになる原因の一つは、収納するタイミングにあります。
掛軸は、和紙、布、木材で成り立っているので、高湿度の時は水分を含み、低湿度の時は水分を放出します。
その為、掛軸を桐箱へ収納する際は、その季節の中でもなるべく低湿度の日(雨ではなく晴れ)に収納することをおすすめします。もちろん、桐箱には調湿機能がありますが、桐箱内の状態をより良好にする意識を持ってあげると、掛軸は喜びます。
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作家:大塚洞外/観音菩薩
ご依頼主:滋賀県




掛軸の修繕は、本紙の修理修復と共に表具(裂地や軸先)も新しく取り替えるのが基本です。
もちろん、本紙の時代背景や風合いによっては、真新しい裂地ではなく古びた風合いの裂地を使用します。

ですが、例外として表具を再利用したり、ご依頼主所有の裂地や軸先を使用することも昔からあるのです。
これは、表具を嗜まれるマニアックな掛軸の愉しみ方なのです。
表装裂地には、稀に名物裂と言われる裂地自体に価値があるものもあります。名物裂でなくても僕が貴重と思った裂地の場合も再利用することもあります。

しかしながら、古く朽ちている裂地を再利用するには、時に本紙以上に技術を求められることも少なくないので、最善の準備が必要です。

今回のご依頼は特殊で、一文字と風帯は再利用し、中廻しと天地はご依頼主所有の裂地で仕立て直しをしています。※ちなみに軸先もご依頼主所有のものです
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ご依頼主のご要望により、一文字は既存の表装裂地を再利用しています。




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ご依頼主のご要望により、風袋は既存の表装裂地を再利用しています。




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ご依頼主所有の象牙の軸先です




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ご依頼主のご要望により、風袋は既存の表装裂地を再利用しています。




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作家:千利休/消息
ご依頼主:岐阜県




今回のご依頼品には、もともと掛軸収納箱(桐箱)があったのですが、その桐箱には無数のカビ染みが斑点状に帯びていました。掛軸と桐箱のいずれから発生したのかは、定かではありませんが、保存・保管の状況が良好ではなかったことは伺えます。
よって、修繕(染み抜き)後の掛軸を収める桐箱は、今後のカビ染みの発生を防ぐことも考慮し、新調することをお勧めしました。

修繕するという行為は、ご依頼品(掛軸)単体だけではなく、それを取り巻く環境全てを整えることがとても大切です。
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表具のトータルバランスから、真新しい煌びやかな本金鍍金金軸ではなく、古びた風合いのある古代色金軸を選びました。
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作家:出口王仁三郎/観音様
ご依頼主:長野県




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『 一輪明月照禅心 』
※解釈 暗闇を照らす月の光は、 あたかも苦しみ悲しみの闇に暗む 私達の心を明るく照らす一筋の光明、 慈悲の心に 例えられます。 禅心とは、静まりかえった心の様子、 坐禅の心とも言えましょう。

心の闇を優しく照らす月明かりをイメージし、表具にしました。
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ご依頼主・東京都




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『 美よし野の山のしら雪積らしふるさと寒くなりまさる也里 』
※解釈 吉野の山では今ごろ白雪が積もっているのだろう、古都(奈良の都)でも寒さが増している、という歌。

吉野の山へ深々と雪が降り積もる様子をイメージし、表具で表現しました。
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ご依頼主・東京都




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訓民正音とは、李氏朝鮮の第4代国王の世宗(セジョン)が制定した文字体系ハングルの古称です。
当時、文字の読み書きのできなかった民衆の為に、朝鮮語を表す言葉(訓民正音)を創り、それを民衆に広め誰もが文字を使うことが出来るようになりました。
この文字には、優れた規則性があり全て口の動きを表しているので、民衆にとって容易に覚えることができたそうです。
これをご依頼主に教えていただき、ハングル文字を見てみると本当に口の動きの文字で、目からウロコでした。これなら子供でも覚えやすいですね。
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ご依頼主・岐阜県




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玄奘は、唐代の中国の訳経僧。玄奘は戒名であり、俗名は陳褘。諡は大遍覚で、尊称は法師、三蔵など。鳩摩羅什と共に二大訳聖、あるいは真諦と不空金剛を含めて四大訳経家とも呼ばれる。
629年に陸路でインドに向かい、巡礼や仏教研究を行って645年に経典657部や仏像などを持って帰還。
※wiki参照
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表装前の本紙は、シワ・折れ・破れがあり和紙に腰がない為、安易に手で持つとあっさり破れてしまいそうな状態です。取り扱いには、細心の注意が必要です。DSC06478
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ご依頼主:某ご寺院様




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リノベーションしたお家の床の間へ、ご依頼主のお父様の書を竣工に合わせて掛軸表装してほしいというご依頼です。また、床の間の壁面は黒色で、それに合った表装をお任せでお願いしますとのリクエスト。

僕がいつも考える、表装裂地の取り合わせの優先順位は、書の持つ力や意味・内容に溶け込む表装(掛軸)であるかで、その次に掛軸を飾る空間に相応しい表装であるかなんです。

掛軸は、インテリアに媚びるのではなく、先ず本紙(作品)を引き立てることが非常に大切です。
これが表具師としての『 心得 』です。


◆表装裂地のイメージ◆
 【外廻し】は、字体の柔らかさと書の意味(家族を想う愛情)から伝わる温かい色味。
 【一文字】は、歳を重ねた男性らしさを地色が紺系の金襴。
 【本紙筋廻し】は、上記両方の色味を中和させる意図で薄緑。
 【軸先】は、外廻し・一文字の色味と相性の良い紅為。

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ご依頼主・宮崎県




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ご依頼主から頂いたお写真です






before→afterを見て気づく方はいらっしゃると思います。
「表具の部分は、綺麗にはなっているけど、本紙部分は...さほど...」

そうです。でもこれでいいんです!修繕に一番求められるのは、見た目ではなく中身だからです。
この考え方は、修繕の世界では、最も優先されることで、必要以上に真新しくすることは、また別の観点の話です。
その意味で、中身(本来部分)の修繕...ううん、もっと分かり易く言うと『改善』は施されていますのでご安心ください。
現状維持ありきの修繕なのです。

ですので、見た目の改善を望む場合は、先ずは、慎重に修繕プランを説明いたします
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総裏をした掛軸を仮張りし、乾燥工程を経て最終の仕上げに入る前に掛軸の裏面へ『裏擦り』作業を施します。
この工程を入れることで、掛軸はより『しなやか』になり巻き解きのし易い掛軸になります。

工房に響き渡る数珠(裏擦り用)の音は、僕の心を良い意味で『無』にしてくれます。
この音のお陰で掛軸を仕上げる前の精神状態は、いつも良好です。

Instagramにて動画公開中!
 ↓ ↓
https://www.instagram.com/p/Bi6-yjEnRTh/?taken-by=shogetsudo_hyoso




掛軸収納箱(桐箱)には、調湿性能があります。
だからと言って、仕舞いっぱなしは良くありません。
お家と同じで、桐箱の中も掛軸もリフレッシュ(空気の入れ換え)が不可欠です。少なくとも年に一度は、陰干しを兼ねて飾ってあげてください。そうすることで、虫喰いやカビ染み予防になります。
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松月堂で扱う桐箱は、なるべく柾目の美しいものを採用しています。また、その美しさは見た目だけでなく特徴として密閉性や強度も兼ね備えています。
寸分の狂いもない桐箱は、新しいうちは少々開け閉めが硬く感じるかも知れませんが、精度が高い証拠です。 使用していくうちに馴染み、所有者にとって扱い易くなっていきますので、安心してください。
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上蓋と底蓋の境が分からないくらい精巧です。
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非常に密閉性の高い、印籠蓋です。




消息とは手紙のことです。尺牘(せきとく)とも言い、特に茶席では茶人の消息を珍重します。

ご依頼主からは、既存の雰囲気を一変させ、減り張りのある表具にしてほしいというオーダーです。
ボンヤリした茶系のイメージから先ずは、中廻しを紺系にして本紙(消息)へ自然に目が行くようにしています。天地は本紙の色味と合わせ、風帯は台張り(本紙廻りの白系の和紙部分)の色味と合わせ、軸先を黒系にすることで、表具にリズム感を持たせました。

果たしてこれが正解なのか、、、いつも自問自答していますが、ご依頼主のご要望と笑顔が僕の原動力になっています。
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※一文字は、ご依頼主の意向で省いています(より簡素に仕立てる茶の湯の精神ですね)



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もともと古い屏風に張ってあった色紙です。本紙(色紙)の状態は、経年劣化が甚だしいものでした。
先ずは、本紙の修繕を施してから色紙を掛軸へと表装しました。

さて、この掛軸は、表創(HYO-SOU)というコンセプトで仕立てています。
表具を創造する、、いわゆる古典的な形式に囚われない自由な発想を重要視しています。

近年、その類いの掛軸を見かけるようになっては来ていますが、僕にはある違和感があります。

黒を基調としたモダンでおしゃれな掛軸・・・
巧みな技を凝らした工芸品のような掛軸・・・
斬新なデザインの目を引くような掛軸・・・
何か忘れていないでしょうか、、、

表具の美は、本紙(作品)をさり気なく引き立てることであり、本紙の内容・意味・想いを理解してこそなのです。
だから僕の表創(HYO-SOU)には、頭から足の先・寸法の数字にまで、全て意味があります。
意味がなければならないのです。
その上で格好良いものを創るのです。
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今日は、娘のひな祭り。
数日前から自宅の掛軸専用スペースにHina・JIKUを飾っています。
イベントや季節ごとに掛軸を選んで愉しむことで、日々の暮らしが少し豊かになります。



絹本(シルク)の染み抜きは、紙本(和紙)と比べてより困難です。
動物性と植物性の違いから、作業工程も全く異なります。
下部写真のように、本紙(作品)自体の状態が甚だしいものは、特にデリケートです。
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一文字は、おめでたい『福寿』です。




染み抜きをする上で重要なことは、起こりうる結果をどれだけイメージできるかです。
『 プロセスを逆算する 』とカッコいいことを言ってみる。
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年始は、修繕(修理・修復)作業に追われています。
掛軸には、3層〜5層の異なる薄い和紙が打ちつけてあり、その和紙を剥がす作業です。
急いでこなせる工程ではないので、時間が掛かります。
修繕は、手先の技術も大切ですが、一定の緊張感を維持するメンタル面もとても重要です。




この掛軸には、ご依頼主のとても温かい想いが込められています。
その想いに応えられるよう、僕も精一杯の気持ちを注ぎました。
表具への細かな拘りはもちろん、表具のデザイン・色味にも深いメッセージがあるんです。
すごくすごく説明したいけれど、僕とご依頼主だけのシークレットです、、、

時や場所、さらには国を越えて、愛のある作品に出会えるのが僕の仕事。
表具師で良かったと思える瞬間です。
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この掛軸を眺めていると、今日は何か良いことがありそうに思えてきます。
そして漢字というものは、色んな表情があり面白いものです。

正月に相応しい作品ですね。
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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古いひな軸の多くは、版画物であり本紙は和紙ではなく洋紙の為、修繕プランも洋紙なりの処置が必要です。洋紙は、和紙や絹と違い巻グセが強く扱いもシビアです。
だから、洋紙の性質を理解し、扱い易い掛軸になるように工夫しなくてはなりません。
その工夫の一つが裏打ち和紙の選別です。
適当な裏打ち和紙を使用することで、洋紙の短所を和らげる効果があります。
僕は、この選別の時間がどうしてか好きなんです。
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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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仏事は故人を偲ぶものであり、その上で掛軸は重要な役割を果たしています。
この書(佛心)は、特別な思いが込められており、その想いに応えることが僕の役割です。
ご依頼主は、故人のお人柄から華やかなで笑顔があり楽しく温かみのある仏事にしたい、と仰っていました。表装もそんなイメージが良いというリクエストです。

そうかぁ、、僕はハッとしました。
仏表装の概念に縛られていた自分がいました。
概念を取り払うことは、時に画期的なアイディアを生むことができるのだと改めて気付かされました。
ご依頼主の柔軟な思考と思いやりに感服しました。
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甚だしい状態の十六善神。
見た目以上に内部の状態は、傷んでいました。
しかしながら、本紙(十六善神)は傷みの箇所を答えてくれません。
一つ一つ傷みを読み取り修繕していく作業は根気が必要で、その時間をどれだけ平常心で乗り切れるかがとても大切なことです。
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無数にあった横折れには、全ての箇所に折れ伏せ作業で処置してあります。




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▲修繕前
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▲修繕後




長期の経年劣化、絵の剥落、多数の横折れ、シワ、気泡、破れ、剥がれ、欠損、etc…
これを一つ一つ確かめ・理解する作業から修繕(修理修復)は始まります。

先ずは、掛軸と知人になり、そして友達になり、家族になるような心情で、作業は進んでいきます。
修繕が完了した掛軸をご依頼主へお引き渡しする際は、ご満足いただけるか毎度緊張しますが、それと同時にさみしい気持ちにもなります。

娘を嫁にやるような気持ちなのでしょうか、、(未だ経験はありませんが、、)
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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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▲修繕前
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▲修繕後




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状態が悪かった掛軸を修繕した際には、太巻き桐箱で保管することをおすすめします。
大きな円周で掛軸を巻くことで本紙を痛めず、守ることができます。




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ご依頼主のイメージと予算を考慮し、この『 書 』を最大限引き立てる表具をしました。
実際にみるとよく分かるのですが、表具の黒は、墨(書)の黒よりもワントーン落とした色味です。
これは、ミニマルでモノクロなデザイン表具から、自然に『 書 』を浮かび上がらせることにより、立体感と作品の主張を補っています。
また、写真では分かりづらいですが、本紙には、薄緑色の細い(3厘)の筋廻しを施しています。
本紙と表具の間に細い隙間を開けることで、無機質な表具の緊張感を和らげているのです。
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軸先は、清水焼(鉄砂流)




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