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千利休は言わずと知れた、茶人。
表具師にとって非常に密接な関係にある茶道。
過去・現在・未来、いつの時代にも茶の湯の精神は、日本人にとって誇りであり、財産であると言い切れます。

この掛軸は、千少庵の書で利久の娘婿であり、千宗旦の父なのです。
所有されるご依頼主は、とても掛軸のことにお詳しく、茶掛けの美を深く理解されているお方です。
今回のご依頼は、経年劣化の甚だしい状態の掛軸を本紙だけではなく表具も修繕してほしいとのご依頼でした。以前に修繕した形跡があるのですが、適切な処置ができておらず、傷を負った状態のままでした。

作業にかかる前には、入念な状態確認と幾通りの修繕方法を考え万全の準備をし、臨みました。
何とか満足のいく修繕作業ができ、ホッといたしました。


修繕前の掛軸▼
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