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僕が、散々申し上げてきた『杉材組子下地』です。
屏風や額・襖に使用する下地ですが、現在では殆どがベニヤ板やボール下地(厚紙)で、発泡スチロール素材もあります。
予算や手間を省くには仕方ないことかもしれませんが、松月堂の下地は一貫して『(白)杉材組子下地』を使用しています。しかも、指物屋さんには頼まず僕が全て製作します。だから、どんな寸法・形でも自由自在です。もちろん、予算に合わせて框を檜材にしたり、組子の数や細かな仕様をより高価な仕立てにすることもあります。

この組子下地が、書・絵画の保存に大きく関わっているのです。
表具の見栄えの深部には、、おっと、話が止まりませんのでこの辺で。
続きは、またいつか。
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