2022年02月

御朱印軸に付いてしまった、染みやカビ汚れ・墨や朱肉の滲みや擦れ。
ご依頼主から本当に多くのご相談を受けます。
もちろん除去する事も可能ですが、付いている場所や状態によってはお断りする場合もございます。
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日本百観音霊場/掛軸表装
ご依頼主/埼玉県




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四曲半双の金屏風と黒屏風を製作しています。

一面/巾:尺五寸(45㎝)×高さ:二尺三寸(69㎝)と小ぶりで、ご依頼主のオーダーに合わせてのオリジナルサイズです。

四曲屏風は、二曲屏風と比べ色々な使い方が出来ます。




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表具師の仕事は、影である。

影である事で光(作品)が引き立つ。

そうでなければならないと思っていました。

でも、ほんの少しだけ変えてみようと思います。




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見ているだけで楽しい。

この裂地(布)を使って短冊掛けを製作します。
布毎に特質があるので、一つ一つ工夫をしながら仕立てていくのも創作意欲が掻き立てられ、作り手としては良しです。
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裂地の縮み掛けの風景



 

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本日【2月8日㈫ ~ 13日㈰】より、岐阜県美術館(県民ギャラリーA)にて【第52回 萠土展】が開催されています。
仲良くさせて頂いている、中村淳子先生の作品も出品されています。

中村先生は、彫刻・墨象・書・日本画等とても幅広い分野でご活躍されており、私もファンの一人です。先生のお人柄はとても物腰が柔らかく、私の様な若輩者にも同じ目線でお話をしてくれます。

『良い作品を創るには、魅力的な人でなければならない』

それを背中で教えてくれる格好良いお方です。

是非、お時間がございましたら岐阜県美術館へ行ってみてください。
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会場 岐阜県美術館(県民ギャラリーA)
会期 令和4年2月8日㈫ ~ 13日㈰ 10:00~18:00 最終日17:00まで




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修繕に一年掛かりました。

①検品・調査・現状の撮影
②材料・その他費用の細かな見積り
③修繕プランの設計
④下準備
⑤屏風の解体・本紙の解体(剥がし)
⑥本紙の修繕作業
⑦屏風下地の製作
⑧修繕した本紙×12枚の張り込み
⑨屏風の化粧・装飾
⑩検品・梱包

技術的な部分を確実に発揮させる為には平常心が必要です。
様々な工程に合わせて、湿度・温度・時間帯を緻密に計算しながら精神を整える作業は、とても大変でした。しかしながら、緊張感の続く過程も貴重な体験であると意識することで一つ一つ課題を着実に乗り越えていく事が出来ました。

普段の何気ない準備や職人作業の積み重ねが、こういった場面で力になる事が多くあります。
日々鍛錬です。

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右隻/西王母
中国の神話上の女神。玉山または崑崙(こんろん)山に住む、人面・虎歯・豹尾の女神。
後に、神仙思想の発展とともに仙女化され、周の穆(ぼく)王が西に旅した時に瑶池で宴を開き漢の武帝に降臨して仙桃を与えた言われている。道教の成立後は東王父と一組の神格とされた。

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左隻/東方朔
中国(前漢)の文人で平原厭次(山東省)の人。字 (あざな) は曼倩 (まんせい) 。
武帝に仕えたが、巧みなユーモアと奇行により道化的存在だったという。西王母の桃を盗んで食べ長寿を得たという伝説がある。
 
桃は、仙果といわれ不老長寿をもたらす。東方朔は、西王母という仙人の仙桃を盗んで食べ、仙術を得て、800歳の長寿を得たという。古来めでたい主題として、この屏風の様に西王母と対にして描かれることがしばしばある。

修繕作業② (1)
修繕風景




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ここ数年、岐阜の平野部ではあまり雪が積もりません。
僕の子供の頃は、毎年雪だるまや雪の滑り台、かまくら何かもよく作ったものです。

ウチの子供にとっては、幾分貴重な積雪です。
朝ごはんを早めに済ませて、雪が溶ける前に空き地で目一杯雪遊びをしました!
連日の激務による身体に鞭打って、父は頑張りました。

左から、次男・長男・長女。
お兄ちゃんとお姉ちゃんの力作です。

雪が降ったら、また遊ぼう!
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昨日今日で、大小合わせて14点の裏打ちをしました。

肌裏・増裏など数層の和紙が打ち付けてあり、現在はゆっくりと乾燥させているところです。

これを軸装・額装に仕立てます。

裏打ちは、手先だけでなく全身で行う作業なので心身共にとても疲れます。
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雲母が持つ独特の光沢感が美しい五七の桐の唐紙
意匠性の高いフォルムの赤銅月文字の引手

普遍的なデザインは、決して色褪せることはありません
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