2018年10月

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ストーリーの始まりは、19年前の唐招提寺。
当時某ニュース番組で、鑑真和上坐像と東山魁夷画伯の襖絵(障壁画)の公開を知り、次の日に見に行くという行動力のあるご夫婦(ご依頼主)。全国ニュースであった為、ものすごく混んでいましたが、実物を目の当たりにし非常に感動したと仰っていました。
その際、記念に頂いたご朱印をきっかけにご朱印集めを始めたそうです。

それから、数多くの神社仏閣を参拝され、ご夫婦の思い出の詰まったご朱印帳を形にしてほしいとご来店されました。

選りすぐりの40枚で掛軸にお仕立てすることになりましたので、ご期待ください。
今の僕は、燃えております。
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10月は、娘の誕生月。
娘が生まれた日に娘の名前を僕が書しました。
お食い初めの日までに仕上がるように、生まれる前から表具のデザインを考え、生まれた日から表装を開始。 表具のメインテーマは秋桜で、そこへ娘の名前と願いを込めたもう一つのテーマをディテールで表現しています。

この掛軸は、父から娘への最初のプレゼントです。




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カタログから選ぶ表具、、、
う~ん、、なんか寂しい、、、
良い表具は、作品との相性がとても重要です。
僕が表具師として、大切にしていることの一つです。
この表具(掛軸)も、それを意識している象徴的な仕立てです。
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▲表装前
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▲表装後
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西国三十三ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




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こども(兄妹)にとっては、初めての囲炉裏と七輪で大興奮!
しかも息子の大好物の五平餅をお手製で作ってもらいました!
根尾の薄墨桜からほど近い友人宅で久々にのんびりでき、癒されました。
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十句観音経と色彩豊かに描かれている表情も優しい観音様にうっとり。

ご依頼主にとって非常に思い入れのある写仏絵でしたので、僕もそれに負けないくらいの愛情を注ぎました。

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▲表装前




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ご依頼主:千葉県




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マクリ(本紙のみ)の状態のお不動さん。
新調のご依頼ではあるけれど、シワ・折れ・破れ・欠損部あり、本紙は薄く儚く、、、しかも下紙にしてあった和紙が顔料でこびり付いて簡単には剥がせない状況でした。
先ずは、修繕と同じように本紙を隅から隅まで状態をチェックし、裏打ちを的確に行うためのプランを用意してから作業へ臨みました。

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下紙の和紙が、顔料によってこびり付いている状態
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多数のシワ・折れがあります
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▲before
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お不動さんの朱色に合わせて朱塗りの軸先を使用しました
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▲after

ご依頼主:某ご寺院様




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▲before

掛軸の上部裏面には、内容が一目で分かるように作家名やタイトルが書で記載されていることがあります。

この部分は、作品の次に大切な部分であり、当時の重要な情報源になり得ることもあるので、修繕の際には本紙(作品)同様の処置を施し、元の位置に張り込みます。

当たり前にやっていることなのですが、ご依頼主にはとても喜んでいただけます。

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▲after




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