2018年04月

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松月堂で扱う桐箱は、なるべく柾目の美しいものを採用しています。また、その美しさは見た目だけでなく特徴として密閉性や強度も兼ね備えています。
寸分の狂いもない桐箱は、新しいうちは少々開け閉めが硬く感じるかも知れませんが、精度が高い証拠です。 使用していくうちに馴染み、所有者にとって扱い易くなっていきますので、安心してください。
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上蓋と底蓋の境が分からないくらい精巧です。
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非常に密閉性の高い、印籠蓋です。




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Instagramで見つけ、使い始めて半年。
コンパクトだし、頑丈だし、使い勝手も良し、そしてなりより見た目がカッコイイ!
コスパは、とっても高いカセットコンロです。

表具師の仕事で、場所を選ばないカセットコンロは必需品なんです。
正麩糊(表装用の糊)を煮たり、膠液を作るときなど頻繁に使用します。
僕の好きなアウトドアにも最適なアイテムですね。




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本金仏表装は、贅の限りを尽くした仕様の掛軸です。
本金の色味は、ギラギラしていないので豪華さの中に『品』があります。
ゆえに、表具師の僕でもその見栄えに毎度うっとりしてしまいます、、

さて、ここからが本題ですが、みなさんにとって『良い掛軸』とは何だと思いますか、、、
上質な材料・素材を使用した高価な掛軸のことでしょうか、
とにかく安価で、納期の早い掛軸のことでしょうか、
カタログ見本のイメージ通りの掛軸のことでしょうか、

僕にはどれもピンと来ないですね。
では、『良い掛軸』とは何かと言うと、並の材料でも高価な材料でも、然るべき技術で、扱う人(ご依頼主)のこと想い、丁寧に仕立てたものこそが『良い掛軸』なのです。
だから、僕が仕立てる掛軸はすべて『良い掛軸』なのです。

おそらく物を大事にする方なら、伝わると思います。
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表装裂地:豪華本金・特上正絹(西陣織)
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表装形式:真の真(最も格式のある仏表装)
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軸先&八双:本金鍍金・高級透かし金軸
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加州塗り・高級二重【上】桐箱
高野山奥の院・箱書き
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四国八十八ヶ所霊場・掛軸表装
ご依頼主・東京都




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扇子を丁寧に解体し、裏打ち作業を施し、屏風へ張り込みます。
表装は、「貼る」ではなく、「張る」なのです。
このニュアンスは、いつか詳しく説明しますね。
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消息とは手紙のことです。尺牘(せきとく)とも言い、特に茶席では茶人の消息を珍重します。

ご依頼主からは、既存の雰囲気を一変させ、減り張りのある表具にしてほしいというオーダーです。
ボンヤリした茶系のイメージから先ずは、中廻しを紺系にして本紙(消息)へ自然に目が行くようにしています。天地は本紙の色味と合わせ、風帯は台張り(本紙廻りの白系の和紙部分)の色味と合わせ、軸先を黒系にすることで、表具にリズム感を持たせました。

果たしてこれが正解なのか、、、いつも自問自答していますが、ご依頼主のご要望と笑顔が僕の原動力になっています。
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※一文字は、ご依頼主の意向で省いています(より簡素に仕立てる茶の湯の精神ですね)



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