2018年03月

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もともと古い屏風に張ってあった色紙です。本紙(色紙)の状態は、経年劣化が甚だしいものでした。
先ずは、本紙の修繕を施してから色紙を掛軸へと表装しました。

さて、この掛軸は、表創(HYO-SOU)というコンセプトで仕立てています。
表具を創造する、、いわゆる古典的な形式に囚われない自由な発想を重要視しています。

近年、その類いの掛軸を見かけるようになっては来ていますが、僕にはある違和感があります。

黒を基調としたモダンでおしゃれな掛軸・・・
巧みな技を凝らした工芸品のような掛軸・・・
斬新なデザインの目を引くような掛軸・・・
何か忘れていないでしょうか、、、

表具の美は、本紙(作品)をさり気なく引き立てることであり、本紙の内容・意味・想いを理解してこそなのです。
だから僕の表創(HYO-SOU)には、頭から足の先・寸法の数字にまで、全て意味があります。
意味がなければならないのです。
その上で格好良いものを創るのです。
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ゴミ捨て場までの短い道のりにあるいつもの空き地。
ふと視線を下げると、そこには春が広がっていました。
日常にちょっとしたゆとりを持つことで、小さな楽しさに出会えます。
さっそく、玄関に春を生けました。




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最近では、殆どが既製表装で製造されています。
安易な表装ですが、安価です。
それが悪いわけではないのですが...
僕は表具師ですので、然るべき仕立てで、ご依頼主のもとへお届けしたいと思ってしまいます。

僕が表装するときは、いつも誰かのことを想って仕立てています。
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▲第九番・南円堂(興福寺)・奈良県奈良市 2018年3月11日

続いて、奈良公園の広大な敷地内にある南円堂さんです。
東大寺、春日大社、奈良国立博物館 etc...挙げればキリがありません、、
日曜日の行楽日ということもあり、先ずは駐車場を探すことが大変でした。交通量・観光の歩行者が多いので運転にはご注意を。
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階段を上り、道を渡ると左手に鎮座している南円堂
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そこから目線を右に配ると再建工事中の興福寺(中金堂)があります
間もなくですね
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息子「あ~、小っちゃいミカンやね」
父親「ううん、キンカンやお」
息子「ううん、ミカンやお」
父親「・・・、そだね~」
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納経所は、とても混み合っていました
あせらず、冷静に、そして丁寧に、すばやく、、
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五重塔をバックに
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南円堂さんの次に大阪の葛井寺さんへ向かう予定でしたが、奈良公園と鹿さんが子供たちの足を止めてしまいましたので、あえなくストップ巡礼となりました。
予定通りに進まないことも家族旅の醍醐味ですね!
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今回も無事帰ることができました!
ありがとうございました。




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本日、四国八十八ヶ所霊場の満願お軸を持って三重県志摩市からお客様がお越しくださいました。
6年前にも『京都十三仏霊場』をお仕立てさせていただいたので、今回は2度目のご依頼です。
前回同様、お二組で仲良く一緒に4年の歳月をかけて巡られたそうで、思い出話に花が咲きました!
お遍路中盤で、『四国別格二十霊場』を知りそれも巡ったので、108ヶ寺達成という大変貴重な巡礼になったと話しておられました。

今朝ほどの岐阜県関市は雨模様でしたが、お客様がご来店されるタイミングで雨も上がり4日ぶりに太陽が!お客様との再会が春の陽射しで晴れやかになりました。




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▲第十番・三室戸寺・京都府宇治市 2018年3月11日

本当に久しぶりの西国巡礼です。
巡礼したい気持ちとは裏腹に、 色んな事があり中々行けなかったのですが、ようやくです。
小春日和の晴天に恵まれ、気分はウキウキ!
境内に足を踏み入れた瞬間、三室戸寺さんのすべてを包み込んでくれるような空間にやられました。
子供たちにも、この言葉では説明できない感覚をいつか分かってほしいな、、
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家族巡礼のルールは、服のどこかに『白色を入れる』です
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とても立派な山門です
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山中にあるお寺さんは、階段がつきものです
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6月~7月上旬は、紫陽花
7月上旬~8月中旬は、蓮(ハス)
が見頃だそうです
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ふざけているわけではありません
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PILGRIM(巡礼) Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)
巡礼の時には、いつも着用しています!




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本日お越しのご依頼主の『西国三十三ヶ所・満願・納経軸』です。

10数年前にホームページを開設してから全国のお客様と深く繋がれるようになっています。これは僕にとってすごく自信になり、また表具師として使命感や責任感というものを強く意識するようになりました。
だから地元のお客様からも変わらずご愛顧いただけることも本当に嬉しいです!
最近では、地元なのにホームページを見て「初めて知った」とお越しいただくことも多々あります。
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『西国三十三ヶ所・徳寿観音』です。
先日、名古屋からお越しのお客様にお求め頂いた納経軸です。

でも、ちょっと残念なことに僕は仕事で出先だったので、お客様にお会いすることはできませんでした、、

ただ、嬉しいことに晴れて満願になられたら、もう一度表装のご相談に来ていただけるそうなので、その時にゆっくりお話しができればと思います。まだまだ先のことですが、今から楽しみです♪




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昨日、ご紹介したご朱印帳を掛軸にするため、バラしました。
バラして並べただけなのに、ご朱印の持つ魅力なのか、うっとりするほど美しい。

これから、良質な仕上がりになるよう色々な下処理(工夫)を施していきます。
手間を掛ける作業は、僕の得意技です!
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「ネットを見て来たんですが、掛軸や額に本当に表装できますか?」
「はい、もちろん出来ますよ~」
先日、ご来店いただいたご依頼主のご朱印帳です。

「額の場合、基本的に掛け替えるというよりは、掛けたままが多いですね。」
「掛軸の場合は、コンパクトに収納できるので、掛け替えることが基本ですね。」
つまり、用途に合わせてどの表具にするかが重要です。
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東京へ行くと必ず行くところがあります、、
それは、東京国立博物館です。
表具師を見つめ直す僕にとってのパワースポットなのかもしれません。
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どの博物館・美術館へ行っても、掛軸・屏風・襖・巻子の細部に目がいってしまいます。
だから、観賞にはすごく時間が掛かるので、一人が良いですね。
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森美術館では、金沢21世紀美術館でも有名なスイミング・プールでお馴染みのレアンドロ・エルリッヒ展へ。
考えるのではなく、単純に楽しむことが芸術なんだと素直に思わせてくれました。
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中央をよく見ると
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なんと富士山がっ!「ありがとう、お天道さま!」
※六本木ヒルズ52階にて(今度は、エレベーター好きの息子を連れていきたいです)
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六本木は、散歩し甲斐がありますね
ここでも長居したことは、言うまでもありません、、、




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先日、とある仕事の関係で訪れました。
まさか僕が、ここへ足を踏み入れる日が来るとは、夢にも思いませんでした。
とても貴重な経験をさせていただき、僕のスペックがかなりアップグレードしました。



 

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今日は、娘のひな祭り。
数日前から自宅の掛軸専用スペースにHina・JIKUを飾っています。
イベントや季節ごとに掛軸を選んで愉しむことで、日々の暮らしが少し豊かになります。



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