2018年02月

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憧れの御詠歌。
先日、愛知県からお越しのご依頼主の満願お軸(納経軸)です。
通常のご朱印と比べると柔らかい表情が特徴で、二度目以降の西国巡礼をされる方に多く見られます。
僕も二度目は、御詠歌で巡りたいです。未だ、一巡目ですが、、、
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絹本(シルク)の染み抜きは、紙本(和紙)と比べてより困難です。
動物性と植物性の違いから、作業工程も全く異なります。
下部写真のように、本紙(作品)自体の状態が甚だしいものは、特にデリケートです。
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一文字は、おめでたい『福寿』です。




染み抜きをする上で重要なことは、起こりうる結果をどれだけイメージできるかです。
『 プロセスを逆算する 』とカッコいいことを言ってみる。
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巾:1720㎜ × 高さ800㎜の特大サイズの額装です。
西国(33枚)・坂東(33枚)・秩父(34枚)合計100枚ちょうど!
とても豪華で、迫力のある百観音額装に仕立てた自分も圧倒されてしまうほどです。
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西国・坂東・秩父のお札(御影札)は、1枚として同じサイズはなく全てバラバラで、紙質(厚み・クセ)もそれぞれ異なり、個性があります。先ずは、お札100枚を一つにまとめるにはどうしたら良いか、ゼロから考えるところからのスタートでした。1を10にすることよりも0(ゼロ)を1にする作業は、本当に難しいものでした。
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お札1枚1枚に裏打ちを施し、矩(直角)を取りながら正確に裁断します。
※紙質によって裏打ち紙も変えています
そして、1枚1枚継いで100枚を1枚の本紙に形成していくのです。
この作業を終えて、ようやく表装へ取り掛かることができます。
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日本百観音霊場・御影札・額装
ご依頼主・埼玉県




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僕(四代目)の手です。
不細工な手ですが、365日ケアを欠かさない大切な手です。
この手で、表装・修繕を行うのです。
繊細な作業から力強い作業まで、表具師の仕事は多岐にわたります。

特に意識しているのは、指先と指の腹で、常に深爪にしています。
繊細な作業をする職人さんで、爪が伸びていたら、、どんな素晴らしい持論を語られても僕なら信用しません、、、
大切(デリケートな)なものを扱う手は、清潔かつ敏感でなければならないからです。
アクセサリーをしている職人さんなんて問題外です。




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