2017年10月

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1.中央に七福神宝船があること
2.バランスよくご朱印が並んでいること
3.安っぽい仕上げではなく品格があること
4.予算内であること
以上、ご依頼主からのご要望です。

何度もお電話・メールを重ね、ご満足のいただける作品が出来上がりました。
松月堂の信念は、一点一点オリジナルに拘り、作品へ愛情を注ぐことです。
その思いが伝わった時は、身体に電気が走るような嬉しさがあります!
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百観音のご縁が例年に比べると多くなっています。
写真の御影札(お札)は、ご依頼主が西国三十三ヶ所・坂東三十三ヶ所・秩父三十四ヶ所で頂いたものです。各お札は一枚一枚、サイズ・紙の『厚み・素材』が異なります。
これを一つの作品にまとめお仕立てするのが今回のご依頼。
難易度の高い仕事は、ワクワクが止まりません、、
さぁ、 頭をフル回転させるとしますか。
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霊場ごとにサイズが異なります
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よ〜く見てください、西国三十三ヶ所霊場だけでもこんなにバラつきがあるんです




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書:神月徹宗(妙心寺派第16代管長)

最も粗悪な額下地(ベニア下地)に張り込んであった書は、ご覧の通りシミだらけです。
おそらくベニア下地からの悪影響で、こうなってしまったと推測されます。
なんとも痛々しい状況です。
できる限りの修繕及び染み抜き処置を行いました。
もちろん、額下地は杉材の本格組子下地で新しく拵えています。
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▲after




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※アクリルガラスを入れてある為、反射しています
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今日は、とても良い一日でした。
こんな日がたまにあるから人生は楽しい!
感動を与える人になる為には、先ず自分が感動を味わう事が一番の勉強。
今日の出会いとフェイジョアのことはずっと忘れない大切な思い出になるだろう。




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昨日、三重県からお越しいただいたご依頼主のご朱印軸(納経軸)×2幅です。
第三十三番・華厳寺さまにて満願(結願)になられた後、松月堂へ立ち寄ってくださいました。
松月堂のWebを何度もご覧いただいていたようで、嬉しい限りです!
満願までの月日は10年掛かったそうで、そんな貴重なご朱印軸とご依頼主に出会えるのは、本当にありがたいことです。
昨日(平成29年10月11日)は、「大安ですね」と伺うとご依頼主はご存知なかったようで、感激されていました!『持ってますね~』凄く素敵な日になって良かったです。

改めまして、西国三十三ヶ所霊場・満願おめでとうございました。




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この風鎮は、12年以上前に仕入れたものです。
私(四代目)が、四国八十八ヶ所を満願した12年前から風鎮の取り扱いを一切辞めました。
表装を知れば知るほど、掛軸を仕立てれば仕立てるほど、風鎮は不必要なものだと知りました。

はっきり言います、、『 風鎮は、掛軸本来の機能美を著しく損ねています 』

皆さん、重要文化財として美術館に展示されている掛軸に風鎮が掛かっているものを見たことがありますか?
茶室に掲げられている掛軸に風鎮が掛かっているものを見たことがありますか?
そうです、ないのです。
なぜなら不必要だからです、、、


①掛軸の美(見栄え)を考えた時、然るべき表具師は、風鎮のことを考えて表装しません

掛軸は、本紙(作品)を主軸に、周りの表具(裂地)・軸先・軸紐の取り合わせをします。従って、トータルバランスを考えられた掛軸に風鎮を掛けることは、アンバランスを起こすことになるのです。掛軸の格好良さが半減してしまいます。


②掛軸(表具)は、鑑賞品であると共に保存のことも考えられているのです

風鎮を持ってみれば分かりますが、重いです。こんな重いものが軸先部分にずっと掛かっているのは、問題(異常)です。常に負担を掛けていることになります。よって掛軸の劣化・破損の要因となることは明確です。今すぐにでも辞めていただきたいです。保存技術を考慮して仕立ててある掛軸へは悪影響しかありません。


③よくある風鎮の安易な知識とコマーシャル

『風鎮を掛けると掛軸が安定するよ』
風鎮を掛けないと安定しない掛軸は、良い掛軸ではありません。
本当に良い掛軸は、風鎮の重さを利用しなくても、しっかり安定して掛かります。

『風鎮を掛けることを前提に、掛軸を短く仕立てます』
本末転倒なことです。風鎮の為に表具のバランスを崩すことは、表具師としてお勧めできません。

『特典で風鎮をプレゼントします』
掛軸への思いやりが欠けています、、悲しいことです、、、




少々、厳しい内容になってしまいましたが、
掛軸を思うが故、ということでご理解いただければ幸いです。




美しくご朱印を頂くためにはコツがあります。
この説明は、ご朱印帳(納経帳)にも応用できます。
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ご朱印(納経)を頂いたら、周りの参拝者に配慮しながら乾かすスペースを確保します。

★ドライヤーで乾かすコツ★
①重し(角材)を使い、お軸(納経軸がクルッとならないように注意してください
※重し(角材)は、各納経所に置いてあります
②ご朱印から20~30㎝離してください
③風は、一点集中ではなく左右上下に振ってください
④天候にもよりますが、風を当てる時間は1分位が目安です
⑤夏場は送風で、春秋冬(雨天)は温風が適当かと思います

※ドライヤーが無い場合は、扇子があると便利です(無い場合は、手うちわ)




★ご朱印が乾いたかを『安全』に確認する方法★
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①ティッシュを優しくご朱印の上に乗せます
②手のひらで優しくティッシュを抑えます
③ティッシュに墨・朱肉が付かなければOK!です

しかしながら、上記の全工程は混み合っている時は、気を使います。
それも一興なので、仕方ないと思うしかありませんが、
ゆっくりマイペースが良い方は、以下をお勧めします。

☆平日に参拝する
☆早朝・お昼時・夕方に参拝する
☆雨天の日に参拝する
☆行楽シーズンを避ける




★お軸(納経軸)の巻き方★
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お寺にある『あて紙』を先ず、絹地の下に入れます
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もう一枚をご朱印の上に優しく載せます
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お軸を柔らかく巻いていきます、あまり強く巻かず緩くで大丈夫です。
強く巻きすぎると、ご朱印が滲んだり・お軸を傷める可能性がありますので、注意してください。

お軸にも心にも余裕が大切ですね。




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ちなみに僕は、お軸をリュックに入れるので、ナイロンケースの紐は邪魔なので外してます。




作っちゃいました!

西国巡礼を楽しく、オシャレに、家族で、を考えてたら、
白衣の代わりに白いTシャツを着たいっ
でも、『デザイン』も『意味』もピンと来ないTシャツばかりだったので、、、
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PILGRIM(巡礼) Return safely for you(あなたの為に、無事に帰る)

 

僕(四代目)がデザインしたTシャツです。

 

白を纏う(まとう)

白衣(びゃくえ)の代わりに

 

日本全国・全世界に巡礼の地がある

色んな思い・願いを胸に皆が巡礼する

だけど、いつもあなたの無事を願う人がいる

『あなたの為に、無事に帰る』

巡礼の輪(わ)が、皆に広がれ

そんな世の中は、きっと豊かである

巡礼の輪(わ)が、笑顔をつくる

あれっ、Tシャツの文字が笑顔(スマイルマーク)に見えてきた!

 

さぁ、あなたのPILGRIM(巡礼)を始めましょう! DSC05589 (2)
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雨の園城寺(三井寺)
2日目は、あいにくの雨となってしまいました。
子連れの参拝は、避けたくなるほどの雨量、、しかも雨対策は怠っていました。
朝イチの時点で、予定を変更しようか迷いましたが、これも修行、雨の参拝対策と思い決行です。
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子連れの場合は、大人も子供もカッパがあると便利です。
また、園城寺のように本堂まで遠く、石階段・砂利道が多い条件には、普通の靴は濡れてしまいます。
長靴も良いのですが、滑りやすい石階段の上り下りは少々危険です。
一番のお勧めは、トレッキングシューズですね。
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▲第十四番・園城寺(三井寺) 2017年10月2日
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今日は、一日雨です
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元慶寺のひっそりとした雰囲気が好きです
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▲番外・元慶寺 2017年10月2日
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時計を見れば、もう13時近くっ
かなり時間を要しましたが、雨の日にしか味わえない巡礼がありました。
さて、休憩しましょう~
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元慶寺さんから車で十数分。
気になっていた京都にあるKaikado Cafe(カイカドウ カフェ)
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心から癒されました
やっぱり『良いものは良い』
ここには、『本質』がありました




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無事に帰ってくることができました。
ありがとうございました。



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ようやく第2回西国巡礼です!子連れ旅の日程調整は、なかなか大変です、、
10月1、2日に4ヶ寺参拝してきました。
晴天に恵まれた初日は、とても行楽日和となり山の音・景色、お寺の匂い・ロケーションをゆっくり味わうことができました。
予期せぬ子供の行動(アクシデント)のおかげで、滞在時間は長くなるので色んな発見ができます。
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車でパワーを温存していた息子は、もう手が付けられません。
周囲の目を気にしながら、小声で言い聞かせます、、
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▲第十二番・正法寺(岩間寺) 2017年10月1日
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日曜日ということもあり、参拝者は結構いました。




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石山寺は、アクセスもよく好立地のため、参拝者や観光客もおり賑わっていました。DSC05457


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お兄ちゃんしてます
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手のお清めには、作法があります。
①先ずは、右手で柄杓を持ち左手にかけ
②持ち替えて、右手にかけます
③そのまま、右手に水を貯め口も清めます
④最後に両手で持ち、柄杓に残っている水を持ち手にかけ洗います
※今度、写真に収めておきます
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▲第十三番・石山寺(岩間寺) 2017年10月1日
僕の中で、西国で一番カッコいいと思っているお寺です。
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子供と階段を数えながら登ると、疲れも忘れ楽しいです!
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美しいフォルムの多宝塔
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数えながらゆっくり下ると安全です
数を数えて、100に差し掛かると息子が、、
「96、97、98、99、、ワンハンドレット!!」
いきなり英語でビックリしました!
皆で大笑いですっ
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参拝を終えると、お昼になったので石山寺の駐車場に連なるお食事処で蕎麦を食べました。
美味しかったです。




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午後からは、どうしても行きたかった佐川美術館へ!
『平山郁夫・文化往来』と『百花繚乱・浮世絵十人絵師展』を見てきました。
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子供には少々退屈だったかな、、、
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宿泊先で、ご朱印の確認と墨と朱肉の乾燥をさせています。
ちょっとした気遣いで掛軸は、より美しく仕上がるのです。




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